■どうなってるの!?
《酒田港 後編》
酒田港の物流を支える、大きな機械たちはどんな仕事をしているの?
潜入動画はこちら
【URL】https://m.youtube.com/watch?v=9fGeuRpuGNM
▽コンテナの積み込みはまるでパズルのよう。重さや大きさを考えながら船に積み込みます。
海と陸をつなぐ物流拠点である酒田港では、九州方面や韓国、中国に向けて荷物を運ぶコンテナ船が出入りします。酒田港で船に積まれるコンテナの重さは、最大で1個30トン。リーチスタッカーと呼ばれる機械がコンテナを持ち上げてトラックに積み、トラックが船の近くまで運びます。大きなコンテナ船にコンテナを積み込むのは、さらに大きなコンテナクレーン。トラックからコンテナをつり上げ、船にすき間なく積み込んでいきます。船の重さのバランスや荷降ろしの順番を考えながら、1時間に30個ほどのペースで船に積み込むそうです。船の出発時間までにテキパキとコンテナの積み降ろしをする様子は、見事なチームプレイです。一度に大量の荷物を運べる船による輸送は、地球温暖化の大きな原因である二酸化炭素の排出量が少ない輸送手段の一つだそうです。多くの県内企業の皆さんから、酒田港を利用してもらえたらいいですね。
◆ヒミツポイント
▽世界の物流を支えるコンテナ
全長6メートルと12メートルのコンテナは、世界共通の規格。鋼鉄製で安全に荷物を運べます。冷凍や冷蔵ができるコンテナもあります。
▽30トンのコンテナも軽々運ぶ力持ち
リーチスタッカーは、大きなアームでコンテナをつかんで持ち上げ、コンテナをトラックに載せたり、移動させたりできます。
▽酒田港を一望できる展望台
灯台を兼ね備えた全国でも珍しい展望台からは、港で働くコンテナクレーンやリーチスタッカー、寄港した船などを眺めることができます。
▽酒田港のにぎわいを感じよう
酒田港エリアには、食と観光の交流施設「SAKATANTO(サカタント)」や「さかた海鮮市場」など魅力がいっぱい。港の楽しさを発見してみよう!
酒田海陸運送株式会社取締役事業部長
佐藤祐(さとうゆう)さん
酒田港は山形県唯一の海の玄関口として県民の皆さまや荷主の皆さまに支えられて発展してきました。ぜひ酒田港に来て、海風と潮の香りを肌で感じながら、にぎわいや港町の雰囲気を楽しんでください。
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