文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】介護の未来を支える人材の確保に向けて(2)

3/25

山形県 クリエイティブ・コモンズ

■介護の仕事の魅力発信
介護の仕事は、ケアを通じて利用者の生活を豊かにする、やりがいのある仕事です。資格がなくても、未経験でも挑戦でき、実務経験や研修などにより、資格取得をはじめキャリアアップを目指すこともできます。
介護の仕事の魅力を伝えるため、県では、高校生や大学生などを対象に、「やまがたかいごのしごと出前講座」を実施しています。講座は、現職の介護職員などが講師となり、実体験をもとに仕事内容ややりがいなどを紹介するもので、令和5年度には延べ490名が参加しました。また、動画でも介護の仕事の魅力を紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

▽介護のプロの技術と内面を紹介する「マイダイアリー」
動画はこちら
【URL】https://youtu.be/yzuba9ORT94?si=oqBdKogJgz-IFtUM
県内で働く現役の介護職員への取材を通して、介護の仕事、やりがいなどを紹介しています。

■ケアに集中できる現場づくり
県では、今年度「山形県介護生産性向上総合支援センター」を開設し、最新技術などを活用して、介護サービスの質の向上と、働きやすい介護現場づくりを同時に進めています。
同センターでは、専門家が介護事業者を訪問して課題の特定から解決までをサポートする伴走支援や、介護事業者からの相談対応、介護テクノロジー機器の効果的な活用方法や介護現場の業務効率化の方法などを学ぶ研修会などを行っています。

▽山形県介護生産性向上総合支援センター
支援内容:相談窓口・伴走支援、介護ロボットなどの試用貸出、研修会の開催など
【電話】023-664-2778
受付時間:月曜日から金曜日午前9時から午後5時まで

「例えば、介護記録のデジタル化は、作成の時間が短縮され、ケアの時間を増やすことができます。介護の質の向上と、職員のモチベーションアップの両方につながりますよ!」
写真キャプション:センター長 寒河江貴子さん
※詳しくはこちら
【URL】https://y-kaigoseisan.com

■外国人材の県内定着の促進
介護現場の人手不足を背景に、本県でも介護職員として働く外国人材は増加し、令和6年度には268名が活躍しています。
県では、「山形県外国人介護人材支援センター」を設置し、外国人介護職員本人と、就労先である介護事業者に対して、巡回相談の実施や相談窓口の設置などにより県内定着に向けた支援を行っています。
同センターでは、介護事業者や外国人介護職員へのニーズ調査を踏まえ、今年度新たに、長期就労が可能となる国家資格「介護福祉士」合格に向けた支援や、本県の歴史や文化、公共交通機関の乗り方などを学ぶ交流会を開催しています。

▽県内で働く外国人介護人材の推移
令和2年…68人
令和3年…63人
令和4年…124人
令和5年…163人
令和6年…268人

▽悩みごと、困りごとは「山形県外国人介護人材支援センター」に相談!
【電話】023-676-5456
受付時間:月曜日から水曜日午前9時から午後5時まで

▽地域生活学習交流会
昨年実施した交流会では、外国人介護職員の皆さんが、地域の歴史や文化のほか、地域連携ICカードチェリカを利用したバスの乗り方などを学びました。
写真キャプション:山居倉庫(酒田市)
写真キャプション:上杉家廟所(米沢市)

▽質の高い介護を守るために
本県の質の高い介護サービスを支えているのは、介護現場で働く職員の皆さんです。県では、引き続き、多様な人材の育成・確保と、働きやすい介護現場づくりに取り組んでいきます。

問い合わせ:高齢者支援課
【電話】023-630-2189

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU