■県内における雪害事故の状況
過去5年間での雪害事故による死傷者は、死亡者30名を含む498名で、そのうち高齢者(65歳以上)が約6割を占めています。
原因別では、屋根などからの転落が全体の約5割となっています。
■こんな事故が発生!
・自宅2階の屋根の雪下ろし中に転落した
・除雪中、屋根からの落雪により埋没した
・除雪中、除雪機と自転車小屋の間に挟まれた
・屋根の雪を下ろすために、はしごを登っているときに転落した
・除雪機が止まってしまい、雪の塊を手で排除しようとしたところ、動き出し、手が巻き込まれた
▽雪害事故の原因過去5年間の状況(令和1から令和5年度)
転落…260人
転倒…121人
落雪…64人
除雪機…33人
その他…20人
■安全な雪下ろし作業8つのポイント
(1)2人以上で!周囲にも注意!
・事故に備えて2人以上で作業しましょう。
・軒下の人や電線にも注意しましょう。
(2)安全な服装で!
・ヘルメットを正しく着用し、動きやすい服装にしましょう。
(3)命綱を使いましょう!
・安全帯などを使用し、命綱を付けましょう。
・命綱はザイルや麻ロープを使いましょう。
(4)はしごはしっかり固定!
・はしごはロープで建物に固定し、足元をしっかり固めましょう。
(5)使いやすい除雪道具を!
・軽くて雪が付きにくいアルミ製スコップなどを使用しましょう。
(6)屋根の雪のゆるみに注意!
・暖かい日は、屋根の雪がゆるんで転落の危険性が高まるため、天気予報を確認しましょう。
(7)無理な作業はやめましょう!
・体調が悪いときは避けましょう。
・十分に休憩を取りながら行いましょう。
(8)順序を守って、足場は特に注意!
・屋根の上部から順に雪を下ろしましょう。
・雪止めの上に足場を作りましょう。
■雪下ろしの安全な服装
ヘルメット:あごひもを締める
動きやすい服装:厚着はダメ!
命綱をつなぐ安全帯:抜け落ちる心配のないもの
ゴム長靴:すべりにくいもの
■雪下ろしや除雪作業に役立つ情報
安全に冬期間を過ごすためには、こまめな情報収集が大切です。冬期間の生活に役立つ情報を以下のホームページで随時発信していますので、ご活用ください。
また、命綱を住宅に固定するためのアンカー設置は、市町村の「住宅リフォーム補助金」の対象です。お住まいの市町村へご相談ください。
○大雪警報の発表状況などを調べる
こちら防災やまがた!
【URL】https://www.pref.yamagata.jp/bosai/kochibou/bousaijouhou/setsugai/index.html
○降雪量の予測などについて調べる
山形県雪情報システム
【URL】https://dim-sp-cont.wni.co.jp/yamagata-snow/docs/index.html
○雪下ろしのタイミングを調べる
雪おろシグナル
【URL】https://seppyo.bosai.go.jp/snow-weight-yamagata/
問い合わせ:防災危機管理課
【電話】023-630-2230
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