■どうなってるの!?三菱鉛筆の山形工場 前編
身近にある鉛筆は、どうやって作られているの?
○山形にある国内最大級の鉛筆工場。
高品質な鉛筆を生産し、全国へと届けています。
文房具店でよく見かける三菱鉛筆の鉛筆は、実はすべて、山形県内にある工場で作られています。
色鉛筆を含めた生産本数は、国内第1位です。鉛筆を作る工場では、さまざまな機械を使って多くの作業が自動化されています。鉛筆は、黒鉛と粘土から作られる芯と、主に「インセンスシダー(ヒノキ科)」という名前の木を加工した木目が真っすぐな板から作られます。板に9本のみぞをつけて、芯を乗せ、もう1枚の板で挟んで接着した後、削って1本1本を切り離します。次に、鉛筆を湿気から守り、触り心地を良くするために、鉛筆の表面に塗料を7回以上塗り重ねます。その後、鉛筆の両端を削ってきれいに整え、文字の刻印や装飾をつけて、鉛筆のできあがりです。完成した鉛筆は、検査員が見たり、触ったりして、塗装の傷、曲がりなどがないかを確認します。厳しい検査に合格した鉛筆だけが、山形から日本全国へはもちろん、海外へも出荷されます。
写真キャプション1:接着剤を使い、2枚の板で芯を接着!
写真キャプション2:一度に9本の鉛筆が切り出されます
◆ヒミツポイント
○お気に入りのキャラクターも鉛筆に!
転写シートを使って、白色の鉛筆にイラストを転写。1本1本に機械で素早く転写されます。
○熟練の技と感覚で最終確認!
鉛筆を最後に検査するのは「ライン保証検査員」。専門のスタッフが、品質管理の重要な役割を担っています。
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