町長コラム「誠・心・誠・意」

8／23

■5類感染症でも注意
新型コロナが発生してから4度目の春、ゴールデンウィークを迎えました。今年の春先は、例年にも増して暖かい日が続き、庄内地域では観測史上最も早く桜が開花したと言われています。本町でも、桜、そして菜の花がらんまんと咲き誇り、美しい景色を楽しむ多くの方々の姿が見られました。
マスク着用の考え方や新型コロナの感染症法上の位置づけの見直しが示されたこともあり、今年のゴールデンウィークには、県内外の多くのイベントがコロナ禍以前の姿を取り戻して開催されました。本町でも、春の恒例イベント「菜の花まつり」を4年ぶりに開催し、かつてのにぎわいが帰ってきました。
5月8日、新型コロナが季節性インフルエンザと同じ5類感染症に変更されると、国・県の対策本部が解散され、本町でも、令和2年2月26日に設置した町の対策本部を解散し、一つの区切りとしました。
しかしながら、新型コロナの脅威が完全になくなったわけではありません。厚生労働省の専門家会合によれば、昨年冬ころの感染拡大「第8波」を超える第9波が起きる可能性が指摘されています。
町では、今年の新型コロナワクチン接種について、高齢者や基礎疾患がある方などの感染リスクが高い方を対象とした「春開始集団接種」と、初回接種を完了した満5歳以上を対象とした「秋開始集団接種」を予定していますので、対象となる方は、接種をご検討ください。
新型コロナに関するさまざまな制限が緩和され、感染対策が個人の判断に委ねられた後も、正確な基礎知識や最新の情報を知り、「正しく恐れる」ことが重要です。一人ひとりがお互いを思いやり、冷静に新型コロナと向き合いましょう。