町長コラム「誠・心・誠・意」

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■三川町教育研究所
「生まれてきただけで百点満点」、これは金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫氏が、東郷小学校での特別授業で児童に伝えた言葉です。
5月26日(金)、なの花ホールで開催された三川町教育研究所(以下「研究所」)の所員集会に出席しました。研究所は、教育に必要な知識・技能の習得を目的に設置され、各学校や幼稚園等の教員が研究に取り組み、自分自身の実践に生かしています。矢崎氏は、研究所が開催した教育フォーラムの講師として招かれました。
また、研究所は「自ら学び、主体的に充実した生活を送る『三川の子ども』を育てること」を目標に掲げています。そのためにも、子どもたちが「知・徳・体」調和のとれた資質・能力を身に付けることが重要です。本町の子どもの学力は、庄内地域でトップクラスにある一方で、自己肯定感が低い傾向にあります。また、コロナ禍による体力低下も課題となっています。
冒頭の言葉を受けた児童が授業後、「もうテストが怖くない。百点満点に、テストの点数が加算されていくんだから」と、笑顔で先生に言ったそうです。学ぶことは、知識を付けるだけでなく、心や体、表情にも良い変化を与えてくれます。
教育が担う役割は重要であり、町ではこれからも、保・幼・小・中の連携を通して、教育の振興を図っていきます。