山形県男女共同参画推進員を務める「あかるさかおる」※さんによる連載コラムです。
※アーティストネーム
■“私もあなたも大切に「みんなの保健室」”
10/29(日)、みかわ秋まつり特別行事としてアトク先生の館で開催した「みんなの保健室」。私とあなたの心と体を大切にする一日:というテーマで、体を整える「じょさね体操」、心をうるがす「よねさんの紙芝居」をはじめ、フェムテック関連展示や防災コーナーなどの体験を通して、日々を心地良く過ごすヒントを見つけるイベントでした。ハロウィン仕様に飾られた歴史ある建物と美しい日本庭園のコンビネーションは独特の温かい雰囲気で、町外から初めて訪れた方々も魅了されていました。
さて、イベントの目玉は、外国人ゲストと一緒に生理や性のあり方について考えるワークショップ。庄内で結婚・出産・子育てを経験したフランス人女性とニュージーランド人男性をゲストに迎え、自国にあって日本にないものや日本で驚いたことなどを共有してもらいました。例えば、ニュージーランドでは女性の首相が今まで3人いて、任期中に産休を取った方もいること。日本では馴染みの薄いピルによる生理痛のコントロールは、フランスではかなり前から一般的で安価であること。視点が違うお二人の話はまさに目から鱗で、様々な気づきがありました。参加者に男性がいらしたことも嬉しかったです。
生憎のお天気でしたがたくさんの皆さまにご来場いただき、一緒に笑って、素晴らしい時間になりました。ありがとうございました!
▽このコラムを書いている人 菅原明香(すがわらさやか)(あかるさかおる)
ナリワイALLIANCE(アライアンス)代表
通訳ガイドやアート活動、コミュニティづくりなども行う複業アーティスト。三川町在住、2児の母。
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