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あかるさかおるのスケッチブックー男女共同参画推進コラム―

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山形県三川町

山形県男女共同参画推進員を務める「あかるさかおる」※さんによる連載コラムです。
※アーティストネーム

■“男らしさ・女らしさって、なんだろう?”
ある時、シニア世代の男性と音楽のお話をしていたら、こんなことをおっしゃいました。「我々が子どもの頃は、男子がピアノの前に座るなんてことは許されなかった」。
最近、ジェンダーフリーやジェンダーレスという言葉をよく耳にするようになりました。でもそもそも「ジェンダー」とはなんでしょうか。なんとなく性別のこと?と思っている方が大半かもしれません。ジェンダーとは生物学的な性とは違って、社会的・文化的につくられた性のことを指します。つまり、個人の意思とは無関係に男性はこう、女性はこう、と社会の中で与えられる役割や固定観念のことで、男らしさ・女らしさという意識もそこからやってきます。
例えば、「男だろ!」「男なら!」という声掛けの背景には、男は強くて泣き言は言わないものだ、もっと言えば、女々しいのは女(女が2つでめめしいという漢字だし)という意識が見え隠れします。また「男は度胸、女は愛嬌」とよく言いますが、愛嬌たっぷりの男性だってまた素敵だし、何事にも動じない女性だってまた魅力的なはずです。
一昔前までピアノは女子の嗜みで、男子が弾くのは恥ずかしいことでした。今は意識が変わってきたとは言え、まだまだ私たちは、男だから、女だから、母だから…などなど、「こうあるべき」に縛られているように思います。もしかしたらそれが、私やあなたの生きづらさの根底にあるのかも!?そう気づくと、少し楽になりませんか。

このコラムを書いている人:菅原明香(すがわらさやか)(あかるさかおる)
ナリワイALLIANCE(アライアンス)代表
通訳ガイドやアート活動、コミュニティづくりなども行う複業アーティスト。三川町在住、2児の母。

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