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ひと・夢・まち 町長コラム

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山形県中山町

■異常気象による暑さの中で、空き家に思うこと
例年にはない暑さの中、住む人がなく朽ちていく空き家を見ると、人間同様、生きるための水を欲っしているようです。国道458号沿線に建ち続け環境問題にもなっていた空き家(特定空家)が、このたびようやく解体されました。建物所有者の所在確認の難航などが代執行の遅れとなっていました。このように所有者から見捨てられた家屋は、外壁・屋根が飛ばされ、露わとなった木材は朽ち果て崩れ始め、害獣の棲家となってしまいます。反面、まだまだ住み続けることのできる空き家も多く、生き続けることを望んでいるようです。
現在中山町に存在する空き家の中で、利用可能な家屋は6割強という調査結果が出ており、町では空き家バンクへの登録を推進しています。登録制度を利用し、移住定住補助金・リフォーム補助金を活用し、移住された方も多数いらっしゃいます。求めたい人にその物件の情報を広く公開し、使える建物はできる限り改築工事等(リノベーション)を施し、次世代への引き継ぎをしていただきたいものです。
利活用可能な建物は、年代物であっても生まれ変われば美しさは蘇ります。そのためにも町民の皆様からはぜひ空き家バンクへの登録をよろしくお願いしたいと思います。所有している空き家をどうしようかと悩んでいる方々とは、いつか直接お話をうかがう機会をつくっていけたらと思っています。
中山町長 佐藤俊晴

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