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ひと・夢・まち 町長コラム

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山形県中山町

■楯の大イチョウ
12月号掲載の原稿執筆中の今日(11月25日)、粉雪が舞い降りた。
平年より9日遅い初雪は、去年よりは5日早いという。私の不確かな見解なのかもしれないが、毎年、楯の大イチョウの葉の状況が初雪の時期を示す基準となっています。と言うのも、先人から受け継いだこんな「言い伝え」があります。「楯の大イチョウの葉っぱが落ちると雪が降り始める」。何の疑いもなく、またこの季節が訪れたなぁと、子どもたちと一緒に登校しながら眺めていたのです。ところが今年は、黄色く色付いたイチョウは落葉もせず勇敢にそびえている姿があり、粉雪が舞っている風景は、美しさ以上に不思議の感に打たれるのです。
楯の大イチョウは中山継信氏居城長崎楯(約640年前築)本丸内の庭前にあり、樹齢500年以上といわれています。先に述べた「言い伝え」はいつ頃からの話なのかはわかりませんが、自然現象の変化が気になる時代になってきています。
今年は暖冬という予報もあり気が緩みがちになってしまいますが、永年立ちつづけている大イチョウを眺めながら、一年を振り返り、町民の皆様が輝かしい新年を迎えられますことを祈っています。
中山町長 佐藤俊晴

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