町誕生70周年記念元祖“全国”芋煮会in 中山 2024 supported by ヤマザワ開催
全国各地の芋煮が集う祭典
10月13日、最上川中山緑地で「元祖“全国”芋煮会in 中山 2024 supported by ヤマザワ」が開催されました。町誕生70周年を記念した今回のイベントでは、「芋煮会発祥の地」をアピールするため、様々な企画が行われました。
目玉の一つである「日本八大芋煮」の販売では、「北前いも煮」「津和野芋煮」「いもたき」「山形芋煮」「庄内芋煮」「岩手芋煮」「仙台芋煮」「福島芋煮」が計2,400食用意され、早々に完売しました。会場は芋煮を買い求める人たちで賑わい、各地域の特色にあふれた芋煮を食べ比べ、舌鼓を打っていました。
ステージでは、なかやま保育園児によるあおぞら太鼓の披露や、モンテディオ山形の長谷川洸選手によるトークショーなど、イベント開催中は様々な催しが行われました。ジャンケン大会などの参加型の催しは、子どもと大人が一緒に盛り上がっている様子で、大盛況のうちに終了しました。
■日本八大芋煮
・島根県津和野町津和野芋煮
・中山町北前いも煮
・愛媛県大洲市いもたき
・山形芋煮
・庄内芋煮
・仙台芋煮
・岩手芋煮
・福島芋煮
■未来の芋煮レシピコンテスト2024 65作品の中から選ばれたのは…
「未来の芋煮レシピコンテスト2024」は、その名の通り未来の芋煮を考える企画。4月から8月の5か月間で、65作品の応募がありました。一次審査では町立図書館ほんわ館をはじめ、ひまわり温泉ゆ・ら・ら、ヤマザワ中山店で全てのレシピが掲示され、投票により上位8作品が決まりました。さらに審査員7名が、試作・試食を行い、「アイデア性」「普及性」「汎用性」「見栄え」「味」の5つの観点から審査を行い、3作品まで絞られました。そしてイベント当日、先着200名に3作品を振る舞い、投票してもらいました。
■未来の芋煮レシピコンテスト2024最優秀作品は「体に優しい山形の夏-秋野菜芋煮」
投票の結果、最優秀作品に輝いたのは「体に優しい山形の夏-秋野菜芋煮」です。野菜をふんだんに使った味噌ベースの芋煮で、野菜と山形牛の旨みが凝縮された優しい味が特徴です。
レシピを考案した木村美恵子さんには、佐藤町長と東海林観光協会会長から、表彰状とカップ、ひまわり温泉ゆ・ら・らのペア宿泊券、町の季節の特産品5万円分、芋煮アンバサダー認定証が贈られたほか、モンテディオ山形の長谷川洸選手からサイン入りのフラッグがプレゼントされました。
(1)レシピを思いついたきっかけ
(2)レシピの特徴、アピールポイント
(3)コンテストに参加した感想
▽最優秀作品 体に優しい山形の夏-秋野菜芋煮
木村美恵子(みえこ)さん(寒河江市)
(1)里芋の収穫時期の秋~冬だけでなく、春・夏も通して県内外の皆さんに、山形の芋煮を味わっていただきたい気持ちからレシピを考案しました。
(2)従来の芋煮レシピを大事にしつつ、気軽に使える食材を加え、山形の野菜やお肉を十分に美味しくいただけるレシピを作りました。特に、トマトやナスなど、夏野菜を沢山加えることで、腸活も意識したレシピになっています。
(3)沢山の方が芋煮の味を楽しむ様子を見て、素敵なイベントだと思いました。北前いも煮がとても美味しくて感動しました。自分でも作って、SNSなどで発信させていただきたいです。
▽優秀作品 スンドゥブ風豆板醤いも煮
荒生創央(そお)さん、清野優空(ゆあ)さん、木村美海(ちゅら)さん、冨樫愛華(まなか)さん、小澤直斗(なおと)さん(山形学院高等学校)
(1)辛い味付けが好きで、辛い方が食欲をそそると思いました。
(2)時短レシピとして、冷凍の里芋を使いました。野菜(しめじ、キャベツ、ニラ)たっぷりで、しめとしてうどんやご飯を入れても美味しいです。また、外でできるよう、切ったりする手順を減らしました。
(3)一年生なので、コンテスト参加が初めてでした。不慣れでしたが、選ばれて嬉しいです。
▽優秀作品 ヘルシー!洋風チーズ風味芋煮
松永悠佑(ゆうすけ)さん(宮城県仙台市)
(1)「未来の芋煮」を考えた際に、現在の芋煮では栄養バランスが悪く、未来も食べ続けることは難しいと考えました。そこで「これ1品で必要な栄養が摂れる」という完全食に近い芋煮をテーマにレシピを考えた結果、このレシピに至りました。
(2)1.素材選び…県民の皆さんはもちろん、芋煮の魅力をグローバルに伝えていくことを考え、山形県の名産品、かつ世界中で愛される食材を選びました。2.栄養バランス…現在の芋煮から栄養バランスを改善し、これ1品で様々な栄養素が摂取できるようにしました。また、現在の芋煮から塩分を約25%カットするよう工夫しています。
(3)レシピコンテストに65もの作品の応募があったということ、当日も多くの方が芋煮を食べにいらしてくださったことから、「芋煮」という文化が山形県民、中山町民の皆さまにとても愛されているんだな、と感じました。
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