■町の魅力を再発見!
中山町には、魅力的な場所やもっと知ってほしい良いモノなどがたくさんあります。
このコーナーでは、そんなまちの魅力をお知らせしていきます。
■町指定無形民俗文化財小塩御福田(ごふくでん)田植踊り
小塩地区に江戸時代から伝わり、うるう年に披露される「小塩御福田田植踊り」が3月3日に行われました。この踊りは、五穀豊穣を祈る正月行事である御福田行事と、郷土芸能の田植踊りが一体となっている点が大きな特色となっています。
行事は、地区内の大きな家(現在は小塩構造改善センター)を一軒選んで宿になってもらい、葉山の神霊である葉山大権現を迎えて祭りをするものです。関係者は前日に水垢離(みずごり)をとり身体を清め、当日「お葉山坊」と呼ばれる法印が案内役を先に立てて、慶事のあった家々を回り、五穀豊穣と無病息災を祈祷した後、お葉山坊によって清められた家に賑やかな田植踊りの一行がくり込んできて、座敷の中で踊りを繰り広げます。
今回は、申し込みのあった3軒を回った後、小塩構造改善センターで法印が法螺貝(ほらがい)を吹き鳴らしたのを合図に、「テデ衆」「中太鼓」「早乙女」の踊り担当や、演奏担当の「下座」など約20名が座敷に上がって、田植踊りを披露しました。
一目見ようと会場には約70人が集まり、踊りが盛り上がるとおひねりが飛び交いました。また来場者には餅が振舞われ、皆さん舌鼓を打っていました。
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