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I♥(アイラブ)中山Vol.90

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山形県中山町

■Time Slip タイム・スリップ
町誕生70周年を記念して、約70年前、町ではどんなことがあったのか昭和29年10月1日号から昭和30年9月1日号までの「町報なかやま」を通して振り返ります。題して、「I♡中山~Time Slip タイム・スリップ~」。今月は昭和30年7月1日号からピックアップします。

▽昭和30年7月1日号
山形県は、今年、平年(6月12日ごろ)よりも11日遅く、昨年(同9日ごろ)より14日遅く、6月23日に梅雨入りしました。
雨は、田んぼや野菜などの畑にとっては恵みの雨となりますが、最上川と須川の合流地点に位置しているという当町の地理的特性から、水害への備えは昭和30年当時から重要事項であったようで、この号の「町報なかやま」においても、水害対策の記事が第1面に掲載されています。
記事には、「目下既設の堤防と石子沢に重点を置いて消防団がそれぞれの地区内の河川の増水状況に応じて出場警戒に当たる。異状発見の場合はそれぞれの処置すなわち水防工法を実施し災害を最小限度に阻止すべく努力している」と書かれており、水防団の力に頼るところが大きいことがうかがえます。現在でも水防団の方々からは、地域を水害から守るため、土のうステーションの整備に携わっていただいており、今も昔も変わらず頼りになる存在です。
町の治水事業については、この後昭和40年~60年台にかけて、国や県とともに、表-1にあるような河川の整備事業を着実に行い、治水対策を進めてきました。しかし最近では、地球温暖化の影響などによる異常気象により大雨が頻発するようになり、令和2年7月の豪雨では、浸水被害がありました。現在町では、町民の方々がさらに安全、安心に暮らしていただけるよう、今の状況に合わせたさまざまな施策を進めています。今も昔も町と地域と町民とがいっしょになって取り組むことが、町の水害対策のカギといえます。

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