I♥(アイラブ)中山Vol.91

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■Time Slip　タイム・スリップ
町誕生70周年を記念して、約70年前、町ではどんなことがあったのか昭和29年10月1日号から昭和30年9月1日号までの「町報なかやま」を通して振り返ります。題して、「I♡中山～Time Slipタイム・スリップ～」。今月は昭和30年8月1日号からピックアップします。

▽昭和30年8月1日号　最上川に水泳場があった!
「記録的な暑さ」という言葉を毎年聞いているような気がします。今年は、この原稿を書いている時(7月下旬)はまだ県内の梅雨明けは発表されてはいませんが、毎日30度を超える暑さが続いていて、西日本や関東では40度を超える場所があったようです。
さて、昭和30年頃の町の夏は、町民の方々はどんな過ごし方をしていたのかをタイムスリップして見てみると、最上川の清流が町民の皆さんに涼を運んでくれたようです。
記事によると「さざなみに静かに足を入れヒヤッとした一瞬、体の夏のすべてのものが、あのもくもくと浮かびあがった入道雲の遠くへ去っていく」という一文があります。当時の広報の文面はまるでポエムのようです。写真に目をやると、石ころだらけの川岸で遊ぶ家族や、後方には舟も見えます。最上川が、町民の方々の夏の遊び場だった様子が伝わってきます。
今ではもう見ることのできない昔の風景。覚えていらっしゃるかたのお話をきいてみたくなりますし、逆に今の子どもたちは、最上川で川遊びをしていた時代をどう思うのか、そちらも聞いてみたいような気がします。