8月15日、二十歳を祝う会が開催され、109名の門出を祝いました。今回二十歳を迎えた方々の多くは、中山中学校が改築され、新校舎で初めて3年間を過ごしたことから、中山中学校を会場に行われました。
式では町長をはじめ、鎌上議長、恩師代表として竹田圭子先生、二十歳代表として森谷綜太さんから挨拶があり、二十歳を迎えたことを祝いました。
記念行事では、玄蕃太鼓振興会の方々による玄蕃太鼓の演奏や、町の観光大使でもある春風亭昇(しょう)りんさんからのビデオメッセージが披露されました。
またトークイベントも開催され、現在頑張っていることや、将来の夢を語り合いました。
■二十歳代表の言葉(一部抜粋)
二十歳代表 森谷綜太(そうた)さん
私は県内の大学で映像制作を専攻しています。入学後の日々はよく言えば充実、悪く言えば苦悩の連続でした。何もうまくいかない自分に嫌気がさし家を飛び出したものの、結局何もできずに中山に戻ってきた日のことをよく覚えています。食べ慣れたはずの母の手料理がやけに温かく、食べているうちに自然と涙がこぼれました。帰れる場所「おかえり」を言ってくれる人がいることの尊さを知ったこの日を境に、再び制作活動に打ち込めるようになりました。これからも学びと試行錯誤を続けていきます。
まだまだ未熟な私たちですが、ご臨席されている大先輩の皆様には各々の挑戦を見守っていただき、帰ってきた時には温かく迎え入れていただきたいと思います。
■トークイベント 今頑張っていることや将来について聞いてみました
▽大場丈緒(じょお)さん
高校を卒業して、車のシートを作る仕事をしています。久しぶりに皆と会って、大人になっているなと感じました。数年後にもまた会いたいなと思いました。
▽井上明香里(あかり)さん
専門学校でマッサージや鍼、お灸の資格を取るために勉強しています。東北や関東で経験を積んで、山形に戻りたいと思っています。
▽六澤修平(しゅうへい)さん
大学に進学して、心理、福祉、グローカル(※)について学んでいます。まだ夢はありませんが、県外に出てみたいと思っています。
※世界規模の広い視野を持ちながら、地域に根ざした取り組みを行うこと。
▽島津壱星(いっせい)さん
卒業後は自衛隊に入り、現在は町内で働いています。今も同級生と交流があり、旅行したりしています。
建設系の仕事をしていて、将来は独立したいと思います。
▽大泉海森(かいしん)さん
新潟の大学で電気系の勉強をしています。慣れない環境にいますが、今日町に帰ってきて、皆元気そうにしていて良かったです。
▽渡辺司(つかさ)さん
中学の時から英語を学ぶのが好きだったので、大阪の大学で英語を勉強しています。
進学する前は都会に行きたいと思っていましたが、住んでみると人が多すぎて疲れることがあり、やっぱり自分には山形が合っていたと思い、もっと山形が好きになりました。
▽信田莉奈(りな)さん
現在は事務の仕事をしています。3年目になって、もう新入社員ではないんだなと実感して、責任感を持って頑張っていきたいと思っています。
中山町や山形に貢献できるようになりたいです。
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