■Time Slip タイム・スリップ
町誕生70周年を記念して、約70年前、町ではどんなことがあったのか昭和29年10月1日号から昭和30年9月1日号までの「町報なかやま」を通して振り返ります。題して、「I♡中山~Time Slip タイム・スリップ~」。今月は昭和30年1月1日号からピックアップします。
■町商工会発足に際し 会長から寄稿~力強い若者の声~(昭和30年1月1日号)
町の合併に続けとばかりに、昭和29年12月14日には、旧長崎町商工会が発展的に解消し、豊田地区の多くの加盟を得て、中山町商工会が発足しました。
この記事は当時の会長からの寄稿であり、会員の皆さんの協力と町民の方々のご鞭撻により、町商工業の発展のため努力する覚悟であることを力強く表明しています。
また一方で、民主主義の世の中では、ただコツコツと家業を営むばかりではなく、激動する社会に対して意見を持ち、政治力を発揮することが大切だと熱く語っています。
「我々大衆は金力なく権力には縁遠い存在であります。我々弱小大衆に与えられる物は此の多数に依る数の力以外にありません。」として、第一目標に団結による政治力の獲得を目指すと書かれています。
会長の筆致からは、若者の力を感じさせる文章とともに、当時の時代背景と、みなぎる高揚感が伝わってくるようです。
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