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自治体の皆さまへ

身を守るためにクマを知ろう(2)

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山形県大蔵村

■村内での鳥獣駆除の状況
村に寄せられている目撃情報の増加に比例して、有害鳥獣の捕獲数も例年にないペースで進んでいます。10月18日、令和5年で10件目である「ツキノワグマを捕獲した」との知らせが届きその日の昼に処分されました。
大蔵村猟友会の副会長を務める須藤俊昭さん(烏川)は、「いや今年は多いなあ、多い」と、こぼします。例年であれば年間で捕獲されるクマは1頭か2頭です。それが8月27日に沼の台で最初の1頭が捕獲されたのを皮切りに、ツキノワグマは10頭捕獲されており、これは今後も増加する可能性があります。前述した10月18日の捕獲の際、同時刻の別の場所では更に大きなクマが目撃されたとの情報が寄せられ、次々と姿を見せるクマに対応を迫られています。
またニホンザルは今年9月に16頭を捕獲したものの、その後も肘折、四ヶ村を中心に畑の農作物への食害が多数確認されており、村では来年度も捕獲を実施する方針です。
まだニホンジカによる人や農作物への被害は報告されていませんが、清水郵便局裏手の山側道路、いおり前交差点付近で目撃され、またイノシシの足跡も村内で発見されています。
データ収集が被害防止に大変役立ちます。野生動物を見かけたら産業振興課までお知らせください。野生動物と人との軋轢を生まないことがすなわち私たちの身を守ることになるのです。

◇令和5年の有害鳥獣の捕獲状況

■狩猟免許の取得や銃の購入に対して補助が受けられます
村内各地でも野生鳥獣の出没が相次いでおり、農作物被害も確認されています。新たな捕獲の担い手を確保·育成することで農林業被害を軽減·防止するため、大蔵村では狩猟免許の取得及び銃等の購入費用の一部を補助しています。要件を満たす方は産業振興課までぜひ申請してください。

対象:申請時に村内に住所を有する65歳以下の方で、新たに狩猟免許を取得し、狩猟者登録を行った方(ただし更新は除きます)
申請書類:
・取得した狩猟免状
・鉄砲所持許可証
・狩猟者登録証
・対象経費の領収書
申請期限:12/25(月)

大蔵村は郡内でも珍しい、物品(銃や保管庫)の購入にかかる経費の補助も受けられます!

問合せ:産業振興課農地係
【電話】75-2105(内線233)

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