令和4年度決算報告(1)

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令和4年度、庄内町の会計決算が9月議会で認定されました。町のお金がどのように使われたのか、一般会計を中心にお知らせします。

■一般会計の歳入
歳入総額(町に入ってきたお金)137億1,676万円

■一般会計の歳出
歳出総額(町が使ったお金)127億7,937万円

■一般会計決算の概要
令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が先行き不透明な中ではありましたが、町民の生活を守り、地域経済の回復・発展に向けて、感染症の拡大防止対策や経済支援を行いました。
また、同時に、「第2次庄内町総合計画後期基本計画」の具現化など、環境の変化とともに新たな暮らし方や価値観を変える今こそ「チェンジ」する絶好の機会となりました。
こうした状況をふまえ、新型コロナウイルス感染症対策を最優先としながら、「豊かさを実感できるまち」を目指し「チーム庄内町」として持続可能なまちに発展させるとともに、庄内町の進化と真価を意識し将来に向けた礎を築く年と位置付け、「全体最適」で効率的かつ効果的な予算執行にあたりました。
令和4年度に行った主な事業については、本紙6ページで紹介しています。
歳入は、総額で前年度に比べ、3,809万円減の137億1,676万円となりました。町税や県支出金は増額した一方で、地方交付税や町債などが減額しました。
歳出は、総額で前年度に比べ1億2,774万円減の127億7,937万円となりました。総務費や農林水産業費などは増額した一方で、民生費や土木費、消防費、教育費などが減額しました。

■町の貯金と借金
町の貯金に当たるのが基金です。将来のまちづくりのために必要な基金を保有し、効率的な運用をしています。令和4年度末の基金は、前年度に比べ2億4,921万円増の58億2,866万円となりました。そのうち、計画的な財政運営を行うための積立金である財政調整基金は、18億7,473万円となりました。町民1人当たりの基金の現在高は、約29万円となります。
令和5年3月31日現在の人口：19,763人
一方、町の借金にあたるのが町債です。計画的に返済を行い、町債残高は、前年度に比べ5億991万円減の151億5,844万円となりました。
町債の借入は、立川総合支所庁舎改修整備事業や文化創造館舞台照明設備改修事業、県営事業負担金に使われました。

■財政ことば辞典
▽歳入
町税：町に納められた税金。なお、消費税や自動車重量税などの一部は、交付金や譲与税として国や県から収入されます。
繰入金：基金や他会計から取崩し、会計へ繰り入れるお金
地方交付税：所得税など国が徴収した税金の中から、町の財政状況に応じて国から交付されるお金
国庫・県支出金：特定の目的のために国や県から支出されるお金
町債：町の借金。大規模事業を行うために、国や金融機関などから借り入れるお金

▽歳出
民生費：子どもや高齢者、障がい者などを対象とした、福祉事業に使われるお金
総務費：広報や庁舎など、町の全般的な事務に使われるお金
公債費：借り入れた町債の返済などに使われるお金
土木費：道路や除雪、公園などの維持管理や整備に使われるお金
教育費：小中学校や幼稚園、文化活動、スポーツ振興などに使われるお金
農林水産業費：農林水産業の振興などに使われるお金
衛生費：健康づくり、環境対策、ごみ処理などに使われるお金
消防費：消防活動に使われるお金
商工費：商工業や観光の振興などに使われるお金
議会費：議会運営に使われるお金
労働費：雇用対策に使われるお金