■介護保険サービスだけで寝たきり予防はできません
加齢に伴い「家事がしにくくなってきた」「歩くのが大変になってきた」という時、介護保険サービスの利用を勧められる場合があります。介護保険料を納めることで、介護が必要になった時に、1~3割の自己負担で介護保険サービスを使えるようになるのが介護保険制度です。
この制度は、「要介護状態になっても自分らしさが尊重され自立した日常生活を継続できること」を目的としています。そのためには、改善を目指しながら状態を維持することと、悪化させないための意識や行動が必要であり、介護保険サービスを使えば達成されるものではありません。「介護保険のサービスを使えばいいから」と本人が何もしなかったり、周囲がやってあげるばかりでは、筋力や意欲の低下を招き、寝たきりになるリスクが高まります。サービスを上手に利用し、本人ができることは周囲の方も見守ってあげながら、日常生活の中で「自分でできること」を継続することが大切です。
要介護になるリスクを低くするには、毎日の活動量を上げることも重要です。自分でできる家事を行う、畑仕事に出る、趣味活動・スポーツクラブ・通いの場に出かけるなど、意識して毎日活動してみましょう。
問合せ:保健福祉課高齢者支援係
【電話】0234-43-0490
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