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町長コラム 温故創新

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山形県庄内町

■小児科外来開設
庄内余目病院に待ちに待った小児科外来が開設され、12月より診療が開始されます。長い間、多くのみなさんから小児科の再開の要望が数多く寄せられました。病院の建て替えの際には、是非小児科の先生をお願いしたいとの意見が町内どこへ行っても寄せられました。
令和9年に予定している新病院オープンにはまだ数年ありますが、これほど早い時期に小児科の先生から来ていただいたことはうれしい限りです。当面の間は電話予約を受けての診療になりそうですが、早く地域の実情や習慣にも慣れていただき、目標とする小児科の地域医療を実践していただければと思います。
山形県の合計特殊出生率は1.32で全国では29位(令和4年)でした。人口の自然増減は△10,537人(令和4年)となっています。本町の合計特殊出生率は1.42ですが、自然増減と社会増減を合わせれば毎年300~400人前後の減少となっています。
また、山形県は共働き率が高く59.9%(令和2年)と全国第2位で全国平均の51.6%より8%以上高い傾向にあります。加えて、全国的に共働き傾向は増えているものの、共育てができていない育児の偏りも課題となっています。
国では、今年4月からこども家庭庁を発足させ「こどもまんなか」をスローガンに子育て支援に最もよい政策を実行し、課題解決を図るとしています。しかし、一つの政策や短期間で成果を出すのは難しく、時間も必要です。
そんな中で、今回の小児科外来の開設は、地域や子育て世代にとっても希望の光になるものと思います。多くの子どもを支える、地域の医療課題解決の一歩になればと願っています。
庄内町長 富樫透

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