地域住民が中心となった地域づくりが進んでいます
■まちづくりセンターとは
地域の舵取り役として事業の運営など地域づくりの拠点となる施設。以前は町が運営する公民館でしたが、少子高齢化と人口減少が今後更に厳しさを増す中で、真に必要な行政サービスを維持し続けるためにまちづくりセンターへ移行しました。令和4年度より余目第一~第三まちづくりセンター(余目第四まちづくりセンターは平成29年度から)、狩川まちづくりセンターが、令和6年度より清川、立谷沢まちづくりセンターに指定管理者制度が導入され、各学区・地区の地域運営組織がその運営を担っています。公民館は営利活動などに対する利用制限がありましたが、コミセン化によって地域課題への対応や、幅広い活動が可能となりました。
現在、7つの学区・地区のまちづくりセンターでは、それぞれの特色を活かしながら地域住民が中心となり、住民主体で地域の活性化や地域福祉の充実、地域の困りごとなどの解決に取り組んでいます。
本特集では、各まちづくりセンターが実施している事業の中から抜粋して紹介します。人々が一堂に集い、楽しく学び、縁を結ぶ、学びと地域づくりの場として、ぜひまちづくりセンターをご利用ください。
■余目第一まちづくりセンター
運営組織:18(いちはち)ネットワーク
事務局長 河村清男さん
18交流レク大会で様々な年代の住民が集い地域コミュニティの醸成を図ることができました。
今後、地域コミュニティ化を進めて行くうえで、協力者(担い手)の世代交代が課題です。担い手育成のため地域との関わりを持って事業を進める舵取り役のリーダーシップが必要です。
▽おらほのイチオシ!事業
令和4年5月に行ったまちづくり住民アンケートでは「運動会・レク大会」が重要度、満足度ともに低い結果でしたが「交流の場として半日位なら運動会をやってもいいのではないか」との意見、要望などをいただきました。
集落対抗も残しながらレクリエーション主体の種目を取り入れて出場要件を緩和し、みんなが参加しやすい大会になるよう工夫。小学生から「僕が中学生になったらお兄ちゃんたちのように、18交流レク大会に協力したい」、集落からは「レク大会はやって良かった。反省会も楽しかった」と感想をいただきました。
今後も地域のみなさんのご意見を大切にしながら運営していきます。
■余目第二まちづくりセンター
運営組織:第二学区まちづくり振興協議会
事務局長 小林重和さん
「創造の館」として特色のある施設機能を活かした創作活動、社会教育および生涯学習の拠点として事業や活動を継承し、地域の茶の間として気軽に立ち寄られるような雰囲気作りに努め、施設運営をスタッフ全員、全力で取り組んでいます。
▽おらほのイチオシ!事業
第二学区の基本目標「みんな活き活き笑顔あふれる創造と思いやりの地域づくり」の実現に向けて、冬企画「ホットでほっとな冬あそび」、夏企画「WAになっておどろう!~第二まちセン夏まつり~」を開催しました。コンセプトは「地域の結びつきや老若男女が皆で楽しめる世代交流の場」とし、誰でも気軽に参加したくなる魅力的な活動の取組みとして位置づけ、楽しさと地域の賑わいに特化した事業として展開しました。夏まつりの盆踊りは、小学生から高齢者まで、会場に組まれた太鼓櫓を囲んで、輪になり踊り大盛況となりました。次回の開催を楽しみにしてるとの声も多く、第二学区の名物として定着させると共に事業の拡大を図りたいです。
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