「地域おこし協力隊」とは、都市部の人材を地域の新たな担い手として受け入れ、地域協力活動を通して、地域力の充実・強化を図ることを目的とした制度です。庄内町では、現在4人の隊員が各々の分野で活動しています。活動内容について地域のみなさんから知っていただき、一緒に地域を盛り上げていきましょう。
■ヒストリアキュレーター 玉越宏(たまこしひろし)
▽プロフィール
令和3年12月着任
活動拠点:清川歴史公園
出身地:兵庫県姫路市
▽活動報告
今年度は清川関所の平日活性化策として、台湾スイーツ「豆花(トウファ)」の提供に取り組みました。館内で提供のほか、8月から月1回、立川複合施設内のカフェ厨房にも出店しています。来年度は新たな料理にも挑戦したいと思います。
また、地域の自然や歴史、産業、人々の生活を歩いて触れる体験型観光「フットパス」を清川で初開催。庄内各地をはじめ最上地域からもご参加いただき、清川関所から立谷沢川沿いに生繰沢、中島、片倉と巡りました。
来年度は任期最終年。地域の歴史や施設を利用した活動を継続して行います。よろしくお願いいたします!
■花卉試験圃場の管理運営 尾曲凌(おまがりりょう)
▽プロフィール
令和4年3月着任
活動拠点:種苗センター
出身地:埼玉県さいたま市
▽活動報告
花卉試験圃場導入事業として、種苗メーカーから提供していただいたトルコギキョウ新品種を4月から栽培し、開花した花の展示を7月に行いました。7月20日に開催されたトルコギキョウ新品種説明会では栽培過程などについて説明を行い、同月22日のトルコギキョウフェスティバルでは参加者の方に1人5本まで、展示を終えた花の摘み取り体験をしていただきました。
また、6月から9月にかけて農協や産直へ出荷するためのトルコギキョウの栽培に初めて挑戦し、9月からは昨年に続き試験圃場でのストックの栽培を行いました。
任期もあと1年。最終年はこれまでで最も品質の高い花を作れるように取り組みます。
■地域ブランド推進員 瀬尾淳太(せおじゅんた)
▽プロフィール
令和4年5月着任
活動拠点:立谷沢川流域活性化センター(タチラボ)
出身地:山形県寒河江市
▽活動報告
普段は立谷沢地域にある6次産業化加工場「タチラボ」に勤務しています。加工場利用者の対応、地場産品や山菜などを使った商品開発を行っております。
商品開発としては、山形県が誇る芋煮の二つの味「醬油味で牛肉」「味噌味で豚肉」に代わる第三の芋煮:として「塩味で鶏肉」の芋煮の開発を行っています。
この芋煮をイベントで提供したり、レトルトパックのお土産として販売することで、タチラボや庄内町のPRに繋げていきたいです。
また、今年は協力隊最後の年でもあるため、立谷沢地域の魅力を発信できる商品を作って地域に残せるように頑張っていきます。
■アトラクトキュレーター 富樫一仁(とがしかずひと)
▽プロフィール
令和5年2月着任
活動拠点:月の沢温泉北月山荘
出身地:山形県鶴岡市
▽活動報告
私の活動拠点である「月の沢温泉北月山荘」の誘客促進、魅力創出をミッションに活動してきましたが、結果私の専門分野である「食」の部分で、たくさんの方々に興味を持っていただけたのではと思います。庄内町の食材を深掘りしていく中で、私自身いろいろな発見がありとても勉強になりました。
また、地域のみなさんはいつも温かく迎えてくださり、みなさんのおかげで私の協力隊1年目を楽しく充実した1年にすることができました。
協力隊2年目は庄内町の食材の中でも更に立谷沢地域の食材にフォーカスしていきます。まずは山菜から。協力隊2年目もとにかく楽しもうと思います。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>