町長コラム 温故創新

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■月山マイスター
みなさんは、庄内町立谷沢本澤31番地の場所はどこかご存知ですか。
そうです。月山山頂の住所です。ちなみに、9合目の佛生池小屋の住所も庄内町だそうです。PRはしているつもりですが、残念ながら県内はもちろん、町内の方でも山頂がわが町と知っている人は少ないようです。
先日、地域おこし協力隊の玉越さんと一緒に、山形大学主催の令和5年度月山マイスター(初級)修了式に参加させていただきました。これは、平成21年よりやまがた「科学の花咲く」プロジェクトとして始まり、「クラゲマイスター」「スライムマイスター」「理科読マイスター」などの各養成講座と一緒に科学の魅力を市民向けに発信する活動となっています。
月山マイスターに限って言えば、コロナ禍などで養成講座を中断した時期もありましたが、約10年で116人の有資格者が誕生しています。その内、庄内町関係者は20人近く取得しています。いずれ組織化して月山山頂の町として、四季折々の景観や歴史、食文化など多くの魅力を発信できればと思っています。
また「月山フォーラム」として、参加している鶴岡市、西川町、戸沢村、大蔵村、庄内町の5市町村では、月山を取り巻く自治体として観光やインバウンドなどにつながる広域連携の取組を進めています。
今年度は北月山荘を中心に、モンベルフレンドリーエリアの商品開発の一環で、オリジナルのTシャツ、トートバック、マグカップなどを販売します。月山は百名山であるとともに、県内で一番多くの登山者が訪れる山です。改めて、私たち一人ひとりがわが町の財産としての認識とPRを進めていきたいものです。
庄内町長　富樫透