■高齢者叙勲瑞宝双光章 花岡正紀さん(吉岡)
長年、学校教育現場の充実発展に尽力された功績が称えられ、花岡正紀さん(吉岡)が瑞宝双光章を受章されました。
花岡さんは昭和33年に余目町公立学校教員に任命され、教員人生をスタートさせました。平成8年の退職まで、県内各地の小学校で教鞭をとり、旧立川町教育委員会学校教育指導主事や余目第四小学校長などを歴任しました。
余目第四小学校長として赴任されてからは、自分達の地域でも行われるべにばな国体の開催を教育的に捉えて、スポーツへの関心を育みながら、望ましい社会的態度の育成に努めるという、教育的な位置づけを明確にして学校運営に取り組まれたとのことです。
この度の受章について、花岡さんは「職場の同僚や児童生徒たちに恵まれて、やっと笑顔のある「学習指導」ができるようになった時、旧立川町と山形県での勤務を命じられました。その間、旧文部省の指示、伝達、県議会への対応に苦労しました。その苦労や努力への受章と思っています」と語っていました。
■令和6年度子供の読書活動優秀実践団体文部科学大臣表彰 おはなしらんどポップコーンさん
絵本の読み聞かせや手づくりの人形劇で、多くの子どもたちを笑顔にしてきた読み聞かせボランティアサークルおはなしらんどポップコーン(奧山裕子代表(上朝丸))さんが、この度、長年の功績が認められ、令和6年度子供の読書活動優秀実践団体文部科学大臣表彰を受賞しました。
同サークルは「子どもたちに多くの絵本に親しんでもらいたい」と、故村上純子さんを中心に平成7年に発足し、今年で30年目を迎えました。発足当初から町立図書館を拠点に活動しており、現在は年間10回程度の読み聞かせ会を開いています。(直近の開催については本紙p9をご覧ください)また、活動の評判が広まり、町内の保育園や幼稚園、小学校のほか、町外の施設で活動することもあるとのこと。
会員のみなさんは今回の受賞について「自分たちも楽しんでやって来たことが認められて大変うれしい」と話していました。
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