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町長コラム 温故創新

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山形県庄内町

■公益大の公立化にむけて
東北公益文科大学が「庄内地方に4年制の大学を」との地域の熱い要望を受けて平成13年に酒田市に開学してから20年以上の年月が経過しました。
地域に開かれた大学として、本町でも先生方からは各種審議会や町の計画作りに、意見やアドバイスをいただいたり、学生のみなさんからは「情報発信研究所」や「高校生・大学生議会」をはじめ各種イベントなどにもお手伝いをいただいてきました。
「公益学」という全国でも初めての学問分野を冠した大学として「全国ボランティア研究集会」や「全国ボランティア学会」などを誘致して、大学のPRやブランド力の向上にむけ多くの実績を積み上げてきました。
しかしながら、少子化、ニーズの多様化、時代の変遷などにより大学の運営は大きな分岐点にきています。全国では、平成21年の高知工科大学の公立化を皮切りに昨年までにすでに12の大学が公立化を図っています。
公立化のメリットとしては、公立大学としての認知度向上、学費の低廉化による志願者の増加、地域として必要とする人材育成への寄与、若者の地元定着、学生確保による地方創生などが期待されます。
今後、令和8年4月には公益学部に加え、国際系学部を新設し、更なる魅力アップを計画しています。さらに機能強化として、地域に根差した大学、DXに強い大学、起業やグローバル人材育成など、時代を見据え、地域に必要とされる特色ある大学を検討しています。
改めて、地域に欠かすことのできない大学として、地域に目に見える活動や波及効果が示せるよう、公益大の公立化にむけた議論を丁寧に、そして、実効性を持って進めていきたいと思います。
庄内町長 富樫透

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