「地域おこし協力隊」とは、都市部の人材を地域の新たな担い手として受け入れ、地域協力活動を通して、地域力の充実・強化を図ることを目的とした制度です。
令和6年度は4人の隊員が各々の分野で活躍。1月25日にクラッセで活動報告&交流会を開催し多くの方に来場いただきました。報告や試食、販売を通して協力隊の活動や魅力を伝えることができました。
玉越隊員、尾曲隊員は三月末に、瀬尾隊員は四月にそれぞれ退任されます。今まで地域のために一生懸命に活動していただきありがとうございました。
■ヒストリアキュレーター 玉越宏(たまこしひろし)
▽PROFILE
令和3年12月着任
活動拠点:清川歴史公園
出身地:兵庫県姫路市
庄内町の好きなところ:優しい人々と美味しい食
活動最終年度もみなさんのご協力のもと「きよかわマルシェ」や「清川関所寄席」「狩川まちセン寄席」などの新規イベントを開催し「歴史講座in清川」や「箏演奏と御抹茶の会」などを3年間継続できました。
これらのイベントを通じて、少しずつ「既存の施設を活かした地域活性化」の考え方が根付き始めたと実感しております。
私は庄内町地域おこし協力隊を令和7年3月末の任期満了に伴い退任いたします。
清川地区のみなさんには着任当初から温かく迎えていただき、数々の活動を一緒に作り上げることができました。
多くのご支援に心より感謝し、4月以降も地域に寄り添う活動を続けてまいります。
■花卉試験圃場の管理運営 尾曲凌(おまがりりょう)
▽PROFILE
令和4年3月着任
活動拠点:庄内町種苗センター
出身地:埼玉県さいたま市
庄内町の好きなところ:自然が豊かなところ
庄内町に移住して早くも3年が経ちました。私は花の栽培を学びたい、活動を通して町に貢献したいという思いで着任しました。
任期中は主に、庄内町種苗センターにある試験圃場にて、町内での栽培が盛んなトルコギキョウの新品種の試験栽培を行い、成長の様子を発信・展示してきました。また、ストックなどの花の栽培やトルコギキョウの農協への出荷を行いました。
活動を通して農業の面白さや難しさを学び、地域の方々の温かさに触れるうちに、庄内町がとても好きになりました。
種苗センターの職員の方や農業関係者の方々をはじめ、多くの地域のみなさんに支えていただいたおかげで、無事に任期を務めることができました。本当にありがとうございました。
■地域ブランド推進員 瀬尾淳太(せおじゅんた)
▽PROFILE
令和4年5月着任
活動拠点:立谷沢川流域活性化センター(タチラボ)
出身地:山形県寒河江市
庄内町の好きなところ:どのお米の品種を食べても美味しいところ
立谷沢地域にある6次産業化共同利用加工場「タチラボ」で加工場利用者の対応、地場産品を使った商品開発を行ってきました。
最初の頃は地域のお祭りや草刈りなど今まで体験したことのない行事で戸惑うばかりでしたが、地域の方々に優しく迎えてもらって3年間協力隊を続けることができました。
今年も塩味で鶏肉の芋煮の試食とレトルトパックの販売をあちこちで行ったり、別の場所で庄内町のお米を羽釜で炊いて食べてもらうPR活動を行いました。
これまで立谷沢地域の方々をはじめ、協力隊として関わっていただいた方々に御礼申し上げます。3年間ありがとうございました。
■アトラクトキュレーター 富樫一仁(とがしかずひと)
▽PROFILE
令和5年2月着任
活動拠点:月の沢温泉北月山荘
出身地:山形県鶴岡市
庄内町の好きなところ:人があたたかいところ
昨年に引き続き「食」をフックに「魅力創出」と「誘客促進」をミッションに活動してきました。夕食で提供しているフランス料理では、驚かれるお客様も多数いらっしゃいますが、そのギャップを楽しんでくださる方も多く、いい意味でインパクトを与えられているのかなと感じます。
一方で朝食は立谷沢の美味しいご飯が主役。地域の方に教えてもらった料理や郷土料理などをベースに、自分自身の勉強の意味も込めて楽しみながら提供しています。
協力隊3年目も北月山荘で美味しい食を提供していくことでたくさんの方に来てもらえるよう引き続き活動していきます。
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