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自治体の皆さまへ

いま”コレ”すった。地域おこし協力隊活動レポートVol.26

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山形県新庄市

■三浦明日香(みうらあすか)

▽初めて訪れる場所で
9月から「歴史・文化財自然の継承事業」を担当している三浦明日香です。新庄の皆さまのご支援とともに、この大切な事業に向き合い、成長する1年にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
私は、神戸大学国際人間科学部の3年生です。土着の文化・地域に根差した手仕事に興味があり、フェアトレード※に関するサークル活動をしています。そんな中、知人を通じて、新庄亀綾織伝承協会が担い手を探していることを知りました。織物の経験がほとんどなく、力になれるか心配な面もありましたが、詳しく話を聞くうちに興味がわき、休学して地域おこし協力隊になることを決意しました。新庄亀綾織が直面する課題と向き合い、地域の大切なものとして継承・発展させることを目標に、活動していきます。
初めて新庄を訪れたのは、5月のことです。山々に囲まれていることが新鮮で、その景色には目を奪われましたね。今後も、初めての体験がたくさんあると思います。地域おこし協力隊としての活動だけでなく、新庄での暮らしを楽しみたいです。

▽新庄亀綾織の歴史を紐解く
現在は、研究報告書などを読んで、新庄亀綾織の歴史を調べています。特産品とするためにどのような活動があったのか、なぜ産業として根付かなかったのかなど、興味深い内容がたくさんありました。他の方にも共有できるように、調べた内容を研究成果としてまとめておきたいですね。他には、養蚕農家さんを訪問して絹糸の生産過程を体験させていただいたり、織物の勉強をしたりしています。早く織る技術を身に着けて、新庄亀綾織を織ってみたいです。
この場を借りてお願いがあります。新庄亀綾織の資料には、1980年以前のことを書いた文献がわずかしかありません。もし、織帳や亀綾織を持っていましたら、拝見できると大変うれしいです。また「家族が織っていた」など、覚えていましたら、その頃の話もぜひ教えてください。織りについての話はもちろん、当時の生活環境にも興味があります。資料をお持ちの方、お話しを聞かせてくださる方がいましたら、ぜひご連絡をお願いいたします。

※フェアトレードとは、生産者と消費者が対等な立場で行う貿易のこと。

詳しくは、新庄亀綾織伝承協会へ。
【電話】22-0025

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