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自治体の皆さまへ

いま”コレ”すった。地域おこし協力隊活動レポートVol.27

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山形県新庄市

■石塚崇(いしづかたかし)

▽移住につなげる、きっかけづくり
「都市×田舎交流促進事業」を担当している石塚です。着任して1年と7カ月。人手不足で悩む事業者と、知らないまちで仕事を手伝いたい方をマッチングする「おてつたび」の普及を進めてきました。
今年は、14の事業者に利用いただき、昨年の4倍を超える92名の方々が最上地域を訪れました。訪れた方の中には、いくつもの事業所でお手伝いを行い、連続して2カ月近く最上地域で生活した方や、こちらでの生活に魅力を感じて何度もお手伝いに訪れ、東北地方へ移住された方など、さまざまな方がいましたね。
元々「おてつたび」を活用しようと考えたのは、事業者の人手不足の解消だけが目的ではありません。「実際に生活することで新庄のよさを知ってもらい、最終的には移住してもらいたいな」という想いがあったからです。今回、新庄ではありませんでしたが、東北地方へ移住した方がおり「おてつたび」を通して地域の魅力を伝えることで、移住につなげることができるのだと実感できました。

▽宿泊場所はどこでもいい
事業者にとって「おてつたび」の一番の魅力は、繁忙期にやる気のある人材を募集できることです。近年、人手不足が社会問題となっておりますが、最も足りないといわれているのが若者です。「おてつたび」の利用者の多くは20代であり、今までやったことがない仕事の体験や、知らない土地での生活を目的とする方が多く、仕事への意欲が高いです。また、利用者の口コミでは「移住したいと思った」「今度は観光にも行きたい」といった声も寄せられています。
しかし、事業者に「おてつたび」の活用を紹介した際に、断られることも少なくありません。主な理由は、宿泊場所が確保できないことです。実際のところ、利用者にとって宿泊場所はそれほど重要ではありません。家や倉庫の一室でも問題ありませんし、相部屋でも構いません。もし、人手不足に悩んでいる事業者の方がいましたら、数日間のお試しでよいので利用してみませんか。相談に乗りますので、ぜひお電話ください。

詳しくは、エコロジーガーデンへ。
【電話】29-2122

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