~新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第21回 サンゲサンゲ/市指定無形民俗文化財
サンゲサンゲは、本合海・北町に伝わる行事で、令和3年度に市の無形民俗文化財に指定されています。旧暦の12月1日、または5日から8日まで、出羽三山や村内の神仏を呼び出して礼拝し、翌年の豊作や健康を祈願する行事です。冒頭に懺悔懺悔(ざんげざんげ)と唱えることからサンゲサンゲと呼ばれています。市内の北町地区では「サンゲサンゲ」の部分を「アヤニアヤニ」と唱え、「ロッコンザイジョウ」という部分は唱えないなど、地域によって違いが見られます。
この「サンゲサンゲ」は、昭和20年代頃までは市内各所で行われていました。その後、実施する集落の減少や簡素化が進み、現在では本合海と北町の2地区で、毎年12月7日にのみ行われています。
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