【いま”コレ”すった】地域おこし協力隊活動レポートVol.23

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■三宅由利子(みやけゆりこ)

▽新庄亀綾織を知ってもらいたい
「歴史・文化財資源の継承事業」を担当している三宅です。着任して3年目となり、地域おこし協力隊として活動できるのも残り8カ月となりました。
現在は、令和6年から7年にかけて公開予定の映画「お蚕さまセヴェンヌ」の撮影のために「セヴェンヌ」という絹糸を使って新庄亀綾織を製作しています。4月から「手延べ整経」や「綜絖通(そうこうどお)し」といった、織る前の準備工程の撮影がありました。5月からは実際に織り始め、7月には同じ事業を担当している協力隊の宮本さんと一緒に織っている様子も、撮影していただきました。繊細な糸であるため、織るのにとても時間がかかります。また、撮影に合わせて織り進める必要があり、自分のペースで織ることができないので、とても大変ですが、普段とは違う貴重な機会ですので、集中して織り進めています。
この映画を見て、少しでも多くの方が新庄亀綾織に興味を持ってくれたらうれしいです。さらに「織ってみたい」とまで思ってもらえたのなら、この上ない喜びですね。

▽3年間で織った作品が展示されます
9月30日(土)に映画の予告上映会を開催する予定です。さらに、ゲストを招いたトークイベントと、私が織りあげた作品の展示も予定しています。
一般的に作品展示というと、完成した良い作品だけが展示されるものだと思います。しかし、今回の展示では、最初の頃に織った作品なども含め、私が今まで織ってきた全ての作品が展示されます。練習で織ったものなど、自信を持って見せることができないものもあるため、皆さんに見てもらうのはちょっと不安です。ぜひ作品単体だけではなく、それぞれの作品を見比べて、私の成長過程も見てもらえるとうれしいです。
イベントの詳細が決定しましたら、広報誌などでお知らせする予定です。映画に興味のある方や、新庄亀綾織をまだ見たことがないという方は、ぜひ遊びに来てください。

詳しくは、映画「お蚕さま」製作委員会　事務局・沓澤へ。
【電話】080-5102-0769