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新庄市が考える「道の駅」

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山形県新庄市

市民の生活を守るために、適正規模の道の駅建設を!
本市では現在、登録有形文化財「エコロジーガーデン」の魅力を活かした道の駅と、最上地域の回遊拠点となる「新庄インターチェンジ付近道の駅(以下「IC付近道の駅」)」の2カ所について、整備・検討を進めています。市民の将来的な財政負担の軽減を図るため、IC付近道の駅については、適正規模の道の駅建設を目指し、8市町村で検討していきます。

■「大規模な道の駅」の整備は困難
道の駅の登録には「休憩」「情報発信」「地域連携」の3つの機能が必要です。誘客施設となる地域連携機能を既存施設で補う「エコロジーガーデン道の駅」では、約4億円の整備費を見込んでいます。一方、IC付近の大規模な敷地に、規模に応じた施設を整備した場合、約58億円の建設費が必要になると試算しています。さらに、複雑な乗り入れ道路の整備に数十億円、この他にも、多様な誘客施設を整備するとなると、さらに莫大な整備費用が必要となります。これに加え、維持管理経費についても、施設の規模に応じて膨大な負担を伴います。
本市では、この試算した費用などを基に、将来的な財政運営と市政の方針などを総合的に検討した結果、大規模な道の駅の整備は実施できないと判断しています。

■検討会での協議を継続します
本市では、最上8市町村への波及効果をもたらす回遊の拠点として、標準規模の「IC付近道の駅」は有効であると考えています。今後も、最上8市町村や新庄商工会議所などで構成される検討会で本市の考えを示した上で、関係団体が連携し、将来に向けて継続的に運営できる道の駅整備について、話し合いを進めていきます。

■市民の暮らしを最優先に!
本市では、市民生活に直結する道路や上下水道、学校などの公共施設の老朽化が進行しています。これらの改修は、日常の生活や経済活動を守る重要な施策の一つであり、多額の費用が必要であるため、計画的に事業を進めています。

また、人口減少の進行により、今後、税収や地方交付税が減少していくことが予測されます。しかし、教育・福祉・子育て支援・雪対策など、市民の生活基盤となる事業は縮小することはできません。また、高齢化も一層進むことにより、高齢者の介護や移動への支援など、将来を見据えていく必要があります。

■地域住民に愛される2つの「道の駅」を
本市が目指す道の駅は、市民の皆さんが日常的に利用し、地域に愛され、何度でも訪れたくなるような施設です。現在、整備を進めている「エコロジーガーデン道の駅」は、既存の登録文化財を有効に活用し駐車場と休憩施設を整備することで、既存施設の機能向上を目指します。また、「IC付近道の駅」については、持続的な運営が可能な規模での検討を行います。利用者の休憩拠点となり、最上8市町村の情報発信により、各市町村への回遊を促す道の駅を目指したいと考えています。

詳しくは、都市整備課都市計画室へ。
【電話】29‒5822

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