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自治体の皆さまへ

【特集】豊かな風土と心を編む列車、E8系発進!!(2)

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山形県新庄市

■新庄市×JR東日本 鉄道と地域の取り組み
▽本市の鉄路
東西南北に鉄路が走る本市は、古くから交通の要衝として栄えてきた歴史があります。平成11年には山形新幹線が新庄まで延伸し、乗り換えをしなくても東京へ行けるようになりました。
本市につながる鉄路は、時代とともに利便性が向上し、日々の生活だけでなく、観光やビジネスなど、どこへ行くにも欠かせない存在となっています。

▽「JR新庄駅」と「ゆめりあ」の存在
新幹線や在来線は、本市から市外へ出かける交通手段の一つです。そして、観光客にとって「JR東日本新庄駅」は、本市への観光だけでなく、最上地域の観光の玄関口として大きな役割を果たしています。
また、新庄駅に併設されている「最上広域交流センターゆめりあ」には、観光案内所や最上地域の特産品が集まる物産館があります。さらに、週末を中心にさまざまなイベントが開催され、観光客はもちろん、地域の方々が交流できる拠点として、にぎわいを見せています。

▽JR東日本・ゆめりあとの協働事業
令和3年に、JR東日本の「陸羽東西線沿線ちいきプロジェクト」の方々にご協力いただき、「線路がつなぐ石巻・庄内海鮮市」をゆめりあで開催しました。この取り組みは、東は太平洋、西は日本海から海の幸を列車で運び、陸羽東線と陸羽西線が交わる本市で販売するという初の試みとなるイベントでした。このイベントは大好評を博し、令和3年から毎年実施しています。
また、最上地域の各地で「テントサウナ体験イベント」を実施しています。戸沢村の陸羽西線高屋駅では、最上川を望む眺望の下で、最上町では堺田駅前で分水嶺(ぶんすいれい)を眺めながら、本市では駅前ふれあい広場アビエスにて、冬の雪の中でテントサウナによる「ととのう体験」を提供しました。
このように、本市はJR東日本と協働し「駅」としての機能だけでなく、地域のにぎわいを創出する事業を展開しています。

▽今後の歩み
これまでの長い歴史の中で、地域の方々の足として新庄と各地をつないできた鉄道。今後も鉄道を活用しながら、JR東日本や地域の皆さまとともに、地域の活性化に取り組んでいきます。さまざまな事業を展開していきますので、ぜひイベントなどにご参加ください!

○ゆめりあ鉄道ギャラリーのご紹介!
・2021年4月に「最上広域交流センターゆめりあ」内にオープンした「ゆめりあ鉄道ギャラリー」。親子連れや鉄道愛好家などの多くの方が来場し、展示や体験を楽しんでいます。
・初代新庄駅の模型など、新庄駅や鉄道に関するものが多く展示されています!
・実車の1/12サイズで忠実に製作された、D51形式の蒸気機関車。ミニSL乗車体験の車両として、子どもたちを乗せて走る人気者でした!
・駅の窓口をイメージした「レトロ切符売り場」では、駅員さんになりきって撮影ができます!
・舟形町の猿羽根(さばね)山峠にあった遊園地で稼働していた、電動遊具の0系新幹線。子どもたちに大人気です!
・地域の魅力創造と探求学習のために、神室産業高校が製作したジオラマ。現在は新庄市・最上町・戸沢村の精巧なジオラマが展示されています。最上地域内の他自治体についても、順次公開予定です。

「ゆめりあ鉄道ギャラリー」の詳細はゆめりあホームページをご覧ください
(詳細・二次元コードは本紙をご参照ください。)

○新庄駅、地域とともに。
所長からのメッセージ
東日本旅客鉄道株式会社 新庄統括センター 所長 小野昭一 氏
1903(明治36)年に開業した新庄駅は、1999(平成11)年の山形新幹線の新庄延伸と同時に、現在のガラス張りの素晴らしい近未来的駅舎になりました。現在でも駅舎を撮影されているお客さまを、大勢お見かけします。外観だけでなく社員一人一人も、訪れた方々をおもてなしの気持ちでお迎えし「またこの街に来たい」と思えるきっかけづくりを意識して、お客さまに接しています。
3月16日からは、32年ぶりとなる新山形新幹線「E8系」の運行が始まります。25年前の新庄延伸時同様、長い鼻になった新幹線を「おらだのE8」として可愛がっていただければと思います。さらに4月には「山形県春の観光キャンペーン」が開催されます。新庄市の魅力を多くのお客さまにお伝えする大きなチャンスです。新庄駅はこれからも、笑顔あふれる元気な街づくりに、地域の皆さまと共に取り組んで参ります。

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