令和6年3月をもって、2名の協力隊が卒業します。
今回は「卒業スペシャル」として、協力隊の活動の振り返りと、活動に関わってくださった方々への思いをお聞きしました。
■スポーツコミュニティ推進事業
社会教育課 石山立晟(いしやまりゅうせい)さん
この2年間、陸上クラブの発足をはじめ、市内小中学校での運動指導や、町内会・老人福祉施設での介護予防の運動指導などを行ってきました。より良い形で提供するために、参加者の声に耳を傾け、試行錯誤を重ねてきました。さらに、少子高齢化が進む中でも、さまざまな年齢の方がスポーツを通して交流の輪を広げられるように、という思いから「山屋すぽっぺ」を企画。大変なこともたくさんありましたが、昨年9月に開催することができました。これらの活動を続けてこれたのも、活動の中で知り合った市民の方々に支えていただけたからだと感じています。
退任後も、新庄市で陸上クラブや介護予防運動を継続しながら、新天地での職務に努めていきたいと思います。短い期間でしたが、ありがとうございました。
■歴史・文化財資源の継承事業
社会教育課 三宅由利子(みやけゆりこ)さん
地域おこし協力隊に着任してから3年。着任時からやりたいと思っていた古文書の解読が、ついにできました。古文書には正しいか不明瞭な記載もありましたが、書かれたままを組織図に起こし、想像の余地が残る状態にしました。織る人によって解釈が違っても、実際に織ってみて「きれいだな」と感じたら、それが新しい織り方になると思います。
退任後は、既存の織り方や古文書から復元した織り方を基に、オリジナルの織りを作りたいです。もし良いものができたら、織りの見本を作ったり、新庄にきて実際に織ってみたりしたいですね。
3月で退任となりますが、これまで本当にありがとうございました。今後も新庄市や新庄亀綾織に関わっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>