~新庄開府400年(2025年)に向け、文化財・歴史アラカルト新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第25回 羽州(うしゅう)最上郡併(ならびに)村山郡内戸沢上総介(かずさのすけ)領内絵図/市指定有形文化財(歴史資料)
縦246cm、横253cmの大きな紙面に、新庄藩の領地が描かれているこの絵図は、二代藩主戸沢正誠(まさのぶ)の時代である1701(元禄14)年に、幕府に提出された書類の控えです。藩の領地を詳細に描いた重要書類として、大切に保管されていたようです。
この絵図では、河川は水色、道路は赤色、山地は薄緑で色付けされ、一里塚は黒点、村落は小判型で表現されています。中でも、主要河川は位置も含めて正確に描かれ、藩政時代の新庄領を知ることができる貴重な書類です。
現在は市で所有し、ふるさと歴史センターに所蔵・展示しています。
問合せ:歴史センター
【電話】22-2188
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