■エコロジーガーデン「道の駅」
本市では、主要事業の1つとして道の駅整備による地域活性化を掲げています。インターチェンジ付近道の駅検討会の協議再開を進めていくとともに、エコロジーガーデン「道の駅」整備を着実に実行していき、市民が集い憩える空間の創出を目指していきます。今号では、エコロジーガーデン「道の駅」の整備の経過と、これからどのような施設となっていくのかをご紹介します。
■~令和7年秋予定~エコロジーガーデン「道の駅」がグランドオープン!
エコロジーガーデン「道の駅」は、既存施設(歴史的建造物)を有効活用し、「道の駅」地域連携施設として令和7年秋のグランドオープンを目指します。
▽これまでの経緯
エコロジーガーデンは、平成25年度にその建造物群が国の登録有形文化財に登録されました。その内の3棟の建物において平成31年度~令和2年度に耐震改修工事を実施。それぞれ「やすらぎ交流施設(産地直売所)」「創造交流施設(カフェレストラン・リラクゼーション・ギャラリーなど)」「文化交流施設(多目的ホール等などの貸出施設)」としてリニューアルしました。
敷地内では、kitokito MARCHEをはじめとするさまざまなイベントが開催され、「産直まゆの郷」では地元で育てられたおいしい特産品を楽しむことができます。園内のレストラン「おやさいcafe AOMUSHI」も人気で、来場者は年々増加し、年間の来場者数約15万人を誇る、県内でも指折りの人気施設に成長しました。
そして現在、令和7年秋のグランドオープンに向けて、国や県の支援を受けながら整備を進めています。昭和の風情あふれる建造物と豊かな緑に囲まれた市民の憩いの場であり、また、魅力的な観光スポットとして愛されてきたエコロジーガーデンが、全国的にも珍しい登録有形文化財を活用した「道の駅」として、生まれ変わります。これからも地域の人に愛され、市外からでも何度も足を運びたくなるような「道の駅」を目指します。
・来場者数の推移
▽整備の目的
エコロジーガーデンを拠点とする「道の駅」整備には、利便性の向上という大きな目的があります。年々来場者が増加する中、エコロジーガーデンでは駐車場不足が課題とされてきました。特にイベント開催時には、近隣の市町村はもちろん県外からも多くの来場者でにぎわいます。その数に対して駐車場が圧倒的に不足するため、混雑時には未舗装エリアへの駐車をお願いしています。また、大型バス用の駐車場もなく、観光スポットとしての機能を十分に発揮できていない状況です。来場者のニーズがありながらも、駐車場がないという物理的な制約が、エコロジーガーデンの持つ大きな問題点でした。
こうした経緯もあり、普通車144台、バス・大型車11台分の駐車場の整備に加え、市内を回遊できるようにバスやタクシーの停車スペースの整備も予定しています。また、休憩機能と情報発信機能をもった施設を設置し「道の駅」として登録することで、さらに多くの来場者の受け入れが可能になり、さらなるにぎわい創出の場所となります。
▽さらに魅力的な場所に
エコロジーガーデンは、今後の整備事業によって、休憩機能や交通機能、全国への情報発信機能を備え、利便性を高めていくことで、今まで以上に魅力的なスポットとして進化していきます。そして、本市の地域活性化の中心的な役割を担う、「道の駅」を目指していきます。
※詳細は本紙をご参照ください。
◇今後の整備スケジュール
・令和6年度の工事予定
(1)休憩・情報発信施設の建設に係る工事
休憩・情報発信施設周辺の土地を平たんに整える造成工事と、施設本体の建設工事を実施します。
(2)北側道路(市道北辰学校前線)の改良工事
「道の駅」への乗り入れ部分と国道13号との接続部分の道路改良工事を実施します。
(3)南側市道の側溝改良工事
「道の駅」整備による既存の水路の入れ替えや、新たに整備する駐車場の雨水などを処理できる道路側溝に改良します。
(4)国道13号の改良工事(国による工事)
「道の駅」への乗り入れ部分の拡幅のため道路改良工事を実施します。
・令和7年度の工事予定
(5)駐車場の舗装などの外構工事
駐車場スペースの舗装工事を実施します。
(6)エントランス広場の整備
既に植えられている樹木を活かしながら、休憩・情報発信施設とエコロジーガーデンの間にある広場の整備を実施します。
(7)既存施設の下水道管接続工事
問合せ:都市整備課道の駅整備係
【電話】29-9118
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