■思春期の子どもたちのこころを守るために
[2023年度 第8回] 今月の担当…宇佐美晴枝 保健師
周囲と関わり合いながら成長していく子どもたち。心の揺れが大きい思春期には、何かをきっかけにそのバランスを崩してしまうことも珍しくありません。そして、親にとっても、子どもとの距離感が変わり、不安や戸惑いが多くなる時期でもあります。子どもたちの揺れる心に寄り添っていくために、関わり方を見直してみましょう。
○子どもとの関わり方の三原則
・過保護・過干渉にならない
ほどよい距離感を保って見守るのが基本
・子どもを信頼し、応援する
子どもが自分で考え、行動することを邪魔しない
・子どもの良い面に目を向ける
悪い面ではなく、良い面に注目を
○話しやすい空気をつくる
大切なのは、子どもが話しやすい空気をつくり、タイミングを見逃さないこと。話したそうな様子に気付いたら、さりげなく声をかけてみましょう。たとえそのときは話さなかったとしても、「いつでも親が話を聞いてくれる」という安心感につながります。
○ただ叱るだけでは何も伝わらない
時には叱ることも必要です。ただし、頭ごなしに叱ったり命令したりすると、無駄な反発を招き、親子ともヒートアップすることになりかねません。
○褒める機会を増やす
強がってはいても、子どもは親に褒められたい、認められたいと思っています。また、自分が役に立っている、感謝されているという実感を重ねることは、子どもの自信につながります。どんどんポジティブな声がけを。
子育ての不安や心配ごとがあれば、どんなことでもご相談ください。
問合せ:健康福祉課 子育て支援係
【電話】67-2156
<この記事についてアンケートにご協力ください。>