特集雪と暮らす季節、到来(1)

4／29

2023.12.15 山形県朝日町

白い季節の訪れ。迎えよう、雪との暮らし。
―雪化粧をまとう大朝日岳(2023年3月撮影)―
※詳しくは本紙をご覧ください。

冬を迎える準備、できましたか?

暖冬となることが予想されている今年の冬。「暖冬」と聞くと、例年より暖かく雪も少なくなるイメージをもつかもしれません。しかし、温暖な冬に一時的に冷気が流れ込み、大雪となる場合も少なくありません。
そこで今号では、先の天候が読めない冬を安心して過ごすための事業や対策を特集します。

■どうなる?今冬の降雪量
下のグラフは平成30年度から令和3年度までの宮宿地内における最大積雪深を記載したものです。雪が少なかった令和元年度に対し、令和2年度以降は100cmを超える積雪深となっています。また、昨年12月23日には記録的な豪雪となったことは記憶に新しいところです。
暖冬と予想される今年の冬。暖冬となると、例年よりも降雪量は少なくなる一方で、寒気が流れ込むタイミングによっては短期間で大雪となることが予想されます。防寒グッズや除雪用具などをきちんと備えたうえで冬を迎えましょう。

○令和3年度までの最大積雪深(cm)

■ご存知ですか?「降雪量」と「積雪深」の違い
積雪の量を表す「降雪量」と「積雪深」。2つの使い分けは測定の仕方で変わります。
降雪量：一定期間内に降った雪の量
(例…午前8時から9時の1時間の間に10cm積もった)
積雪深：ある時点における積雪の深さ
(例…昨日午前8時現在は50cmだったが、1日晴れていたため今朝8時現在では40cmとなった)

■安心して、冬を過ごせるように町の支援を紹介します
温かく過ごすために必要な灯油の購入や、安全に生活するために欠かせない除排雪作業に対して補助を行っています。

○灯油購入費等を助成
生活支援として、冬期間使用する家庭用の灯油購入費などの一部を助成しています。
対象世帯：町に住所を有し、現年度の町県民税が非課税であって、次のいずれかに該当する世帯。
・全員が65歳以上の世帯(昭和33年10月1日以前生まれ)
・重度の障がい者がいる世帯
・18歳以下(平成17年4月2日以降生まれ)の子どもがいるひとり親の世帯および、両親がいない世帯
助成額：一世帯につき1万円
申請期限：令和6年1月31日(水)まで

申請・問合せ先：健康福祉課　福祉係
【電話】67-2132

○除排雪作業の支援
除排雪作業に不安のある高齢者などの世帯を対象に、区民が協力して作業を行う場合、区に対して費用の助成を行っています。また、区の事情により作業に取り組めない場合は、業者などに作業を委託した時の経費を次のとおり補助しています。
対象世帯：次の1・2のいずれにも該当する世帯。
1.世帯構成
「満65歳以上の方」、「障がい、病気、けがなどの療養により援助を要する方」のみで構成される世帯
2.住民税の課税状況が次のいずれかに該当する世帯
(1)非課税または均等割
(2)世帯全員の町民税課税額が3万円以下
1回あたりの補助上限額：
[課税状況が(1)の場合]
・雪下ろし…1回/2万円
・雪はき…1日/1000円
[課税状況が(2)の場合]
・雪下ろし…1回/1万円
・雪はき…1日/500円
※雪下ろしは年2回、雪はきは年30日までを上限としています
※一部地区は金額加算があります
補助率：作業委託にかかった経費の9割以内