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特集 かえってきた、にぎやかな季節 町内のお祭り

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山形県朝日町

新型コロナウイルスによる感染状況が少しずつ落ち着きはじめ、さまざまな行事が再開されています。
今回は4月から5月上旬にかけて行われた町内のお祭りを特集します。

おみこしを担ぐ人々、にぎやかに響き渡る太鼓やお囃子、勢いよく舞う獅子舞など、久しぶりの光景が各地区で広がりました。
写真は町広報が取材させていただいた各地区のお祭りの様子です。今回のお祭りはほとんどが4年ぶりの通常開催となるため、参加した小学4年生の子どもたちからは「このお祭りに参加するのは今日が初めて。とても楽しい」という声も。大人も子どもも一緒に、笑顔で祭りの一日を楽しんでいました。
※写真は本紙4ページをご覧ください。

■開催にあたって
久しぶりの開催にあたり、住民の皆さんの反応や開催までの経緯について、3人の区長さんよりお話を伺いました。

◆常盤子供まつり(5月5日開催)
長岡憲夫さん(常盤区長)

○開催が決まるまで
令和元年以来4年ぶりの開催となる今回のお祭りは、春の総会で約30人の役員と話し合って決定しました。このお祭りだけでなく、1年間の区活動の方向性について話し合った結果、今年度は8月の常盤水口十一面観音祭礼や1月のおさいとうなど、地区の行事を全て開催する予定です。

○準備の様子
見どころの一つである子どもたちのロックソーラン節。4年ぶりということで、振付をほとんど覚えていない状態で練習が始まりました。動画を見ながら記憶をたどり、練習を重ねて本番に挑んでくれましたね。参加人数は、4年前だと約30人だったのが、今回は約20人とだいぶ減りました。少し寂しさを感じるところではありますが、子どもたち一人ひとりが一生懸命に披露するロックソーラン節は、勢いがありとても元気づけられました。

○これからは
今回は新型コロナによる活動自粛が緩和されてから初めての行事で、久々ににぎやかな日を過ごしたところです。来年からは参加者や観覧者も増え、より一層にぎやかなお祭りにしていきたいですね。

○まつりの歴史
もともと常盤区にはこの時期に開催するお祭りがなかった。約30年前、住民の発案によって十一面観音堂に奉納されている子守観音をご神体とする子供まつりが始まった。

◆豊龍神社祭礼(5月3日開催)
安藤一夫さん(本町区長)

○感染防止を考慮した開催
新型コロナは完全に終息しておらず、今も感染の不安は残っています。そこで、今回はこれまでどおりの形式にこだわらずに感染対策をとれるよう、新しい形式での開催としました。役員会議は12月から実施。何度も会議を重ね、お互いに意見を交わしたことで今回の開催に至りました。

○これまでにない形で実施
今回は次の3つのとおり規模を縮小して開催しました。
・大獅子は車に乗せて移動
・中学生によるお囃子の中止
・行列で練り歩くコースを短縮し、休憩の回数を減らす
お祭りで舞う獅子は計4頭。その中で一番大きい獅子は、例年大人数が中に入って操りますが、感染リスクを下げつつ、獅子舞の勢いを表現するため、車に乗せ周りを引っ張りながら練り歩くようにしました。また、見どころの一つとなっている朝日中学生によるお囃子は飛沫感染につながる恐れがあるため中止。大人のみ参列する形となりました。

○これからは
1日でも早くコロナが終息し、来年は中学生が奏でるお囃子が響き渡り、大獅子も勢いよく舞う、これまでどおりのにぎやかな開催となることを願っています。

○まつりの歴史
今のような行列ができたのは今から約110年前のこと。五穀豊穣・無病息災を願う人の心は今も昔も変わっていない。

◆大沼浮嶋 稲荷神社例大祭(5月5日開催)
小林卓さん(大沼区長)

○4年ぶりに縮小せずに開催
3年間、コロナ禍により神事のみ実施してきました。そして自粛が緩和された今年、区民の皆さんから「コロナ禍前までのように開催したい」という声をたくさんいただき、今回は規模を縮小せずに通常開催することとなりました。

○体力勝負となる事前準備
開催にあたって、人口減少と高齢化が大きな課題であると改めて感じました。まずは神社の旗揚げ作業。私たち区民の力だけでは到底足りません。ボランティアの皆さんからもご協力いただき、今年も揚げることができました。
もう一つ重要となる作業がしめ縄づくりです。祭り当日までに計8箇所に飾るものを区民で作っています。ほどけないように固く綯なうための力と技が必要です。
多くの皆さんからご協力いただき、無事開催できたことに大変感謝しております。今後も互いに助け合いながら伝統をつないでいきたいですね。

○これからは
浮島は令和7年で国指定文化財に指定されてから100年となります。今回のお祭りをはじめ、これから開催予定の行事をとおして地区を盛り上げ、令和7年には盛大な催し物をできればと思っております。

○まつりの歴史
見どころの一つとなっている雅楽隊の演奏。楽器は演奏が難しく、各世帯で講師を招き毎日練習を重ねた年もあった。現在は区民以外の方も参列し、歴史を紡いでいる。

■5月16日以降の各地区のお祭り開催日程
※都合により変更となる場合があります

※「令和5年度朝日町の主な行事予定表」に掲載されているお祭りを抜粋

ほかにも町公式ホームページに写真を掲載しています

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