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朝日町の神社と御堂

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山形県朝日町

―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―

■第4回 熊野神社(大船木)
所在地:大船木集落の北、県道から林道に入ってすぐ右手の森の中
享和3年(1803)頃にはまつられていたとされている熊野神社。正面内陣に金色の神像が安置されており、棟札には「天保七(1836)丙甲天奉寄附熊野山尊像堀江虎吉建白」とあることから、天保の初期より疫病災害が多発し、堀江虎吉は疫病災難退散のために、紀州熊野大権現に祈願し、大船木に勧請(かんじょう)したとされています。
堀江家は代々大船木の大地主。地元の鎮守(ちんじゅ)様は元々山手にある大里神社でしたが、堀江家の勢力が大きくなり熊野神社が鎮守様になったといわれます。堀江家は大正時代の中頃に村を去り、その後は地区で管理しています。

▽ウサヒのゆるっと解説
熊野神社とは、熊野三山(和歌山県の熊野本宮(ほんぐう)大社、熊野速玉(はやたま)大社、熊野那智(なち)大社)の祭神である熊野権現の勧請を受けた神社のこと。熊野詣がはやり、有力者による荘園の寄進や熊野先達(せんだつ)の活動により全国に熊野信仰が広まったことにより熊野神社が全国に成立したとされるんだ。南陽市の「熊野大社」は日本三大熊野の一つといわれているんだよ。

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