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朝日町の神社と御堂

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山形県朝日町

―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―

■第21回 八幡神社(大暮山)
所在地:大暮山集落の北西部、分校跡地の北側の丘の上にある

赤い鳥居をくぐって登る参道には近くの山から切り出された石が敷き詰められており、四間に二間の拝殿と後ろに幣殿(へいでん)と本殿を配する、かつては村社として格付けされていた堂々たる社殿です。
創建は不明ですが、現在の建物は屋根改修の際に発見された棟札(むなふだ)によると文政年間(1818~29)とされます。本殿内に大谷村の白田内記が正徳三年(1713)に奉納した板絵があり、大谷大堰の水源地としての大暮山に対する畏敬(いけい)の念とも考えられます。また、立派な造りの内陣には臥獣(がじゅう)に乗った応神天皇の立像(りゅうぞう)と前立(まえだち)として武人像があり、左右には衣冠束帯(いかんそくたい)の二体の脇神(わきしん)が祀(まつ)られています。

◇ウサヒのゆるっと解説
八幡神社は八幡宮、八幡社ともいい、応神天皇を祀るもので、その数は日本で一番多いそうだよ。総本社は大分県の宇佐(うさ)八幡神宮で、勝運の神様として武家からも信仰され、特に鎌倉時代に源氏の氏神となってから全国に広がったとされるんだよ。

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