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特集 みらいにつなげる。(1)

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山形県朝日町

■町芸術文化祭×朝日中文化祭
きらめきひかる白銀の真理の高嶺朝日岳―。11月2日と3日の両日に開催された朝日町芸術文化祭(以降、「芸文祭」)の閉会式で、来場者全員が歌ったのは朝日中学校の校歌でした。
60回目の節目を迎えた芸文祭は、新たな取り組みとして朝日中学校の文化祭と合同で開催。今回の特集では中学校、地域それぞれの思いとともに合同開催に至った経緯を紹介します。

◆Interview(インタビュー)
きっかけは、中学校の合唱コンクール
学校運営について学校、保護者、地域住民が協議する学校運営協議会。昨年10月に行われた会議にて、横井真人校長より「令和6年度から各学年1クラスとなり、合唱コンクールがクラス対抗形式では成り立たなくなる」と問題が提起されました。これをきっかけに、朝日中生が芸文祭の主催に加わることとなったのです。その経緯や文化祭に向けての思いを横井校長に伺いました。

○コンクールでなくても張り合いを
合唱コンクールはクラス対抗で行われ、切磋琢磨しながら絆を深めていく行事ですが、対抗が成り立たなくなることで張り合いが抜けてしまうことを懸念していました。
そこで昨年10月の学校運営協議会にてコンクールの必要性と在り方について議論を重ね、生徒たちが緊張感や張り合いを感じ、かつ、生徒たちの活動をより多くの方に知ってもらえるようにと、町主催の芸文祭との合同開催が決まりました。

○地域への恩返しと学習の発信
普段の授業には多くの地域の方から学習にご協力いただいています。また、人口減少が進むにつれ地域の文化や伝統が薄れていくことが心配される中、生徒たちにもできることはないかと考えていました。
合同開催にはさまざまな思いがありますが、特に注目したのは「地域への恩返し」。地域の方々から学んだことを町全体へ発信することで、文化や伝統はもちろん、思いの継承に貢献できればと合同開催に取り組み、これまでにない多くの方に発表することができました。初めての試みで課題も残りましたが、しっかりと向き合い、より地域に貢献できるような文化祭にしていきたいです。

○ふるさとへの愛を育む
朝日中の学校教育目標「ふるさとを愛し幸求め直向きに生き抜く朝日中生の育成」。今年は特に「ふるさとを愛し」の部分に注目しています。ふるさとの良さを知ることが「ふるさとを愛する」ことにつながります。引き続き地域の皆さんの協力を得ながら、自分たちでできることを、こつこつと積み上げていきたいですね。

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