―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―
■第11回 豊龍神社(本町)
所在地:県道白滝宮宿線の本町、小坂屋商店さん前の交差点から北西に入り、豊龍公園に行く道の左側にある
社伝によれば、承和11年(844)延暦寺の僧安慧が出羽の講師に任ぜられ講場を開き、その時に地主神として神の託宣により豊玉姫命を祀り、豊龍大権現として社殿を建てたのが始まりとされています。別当の東守寺が神仏両部修験の寺院として奉祀していましたが、明治初期の神仏分離令により豊龍神社になりました。
本殿は古いもので、棟札によれば慶長元年(1596)に寒河江肥前守によって建てられたものとされています。なお、幣殿と拝殿は昭和32年(1957)に建てられたものです。
◇ウサヒのゆるっと解説
境内にある大スギは、安慧が植えたものと伝えられており、樹齢はおよそ千年以上とされ、県内でもまれに見る大スギであるとして県指定天然記念物になっているんだよ。
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