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町長歳時記 (207)

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山形県朝日町

■4年遅れの還暦同級会
~若さとは、新しい何かに挑戦し続けること~

新緑の芽吹きに、新しい生命の躍動を感じる5月になりました。
この5月1日、私も満64歳になりました。ゴールデンウィーク前の4月20日に、4年遅れの宮宿中学校昭和50年度卒業生還暦同級会が、実行委員の皆さんの計らいで、自然観にて開催されました。ちょうど60歳の還暦時はコロナ禍と重なり、お互いに会うことすらできず、ようやくの開催となりました。還暦同級会を準備していただいた実行委員の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいであります。
どちらのおじさん、ご婦人かと戸惑いながら恐る恐る声を掛け、その返事に懐かしい声の響きを感じた瞬間、あっという間に50年の年月がよみがえって来るのです。同級生ならではの空気感に浸りながら、いくつになっても若い時代を共にした仲間との語らいは、何ものにも代えがたい私たちだけの共通の宝物であると実感させていただきました。
そんな同級会の余韻に浸りながらも、現実を目の前にした時、改めて時の流れの速さには驚かされるばかりであります。
若い頃の1年間と、還暦を過ぎた現在の1年間では、自(おの)ずとその意味合いが違ってくるのは仕方がありません。若い時代は見るもの聞くもの体験するものすべてが初めてのことばかりで、何もかもが新鮮で刺激に満ちた出会いの連続でありました。それが時の経過とともにだんだん新鮮味が失われ、感動の機会が減少し、思い出として記憶されることも少なくなっていく。そして時の流れが飛ぶように過ぎ去っていくと感じるようになるのです。
いつも新しい出会いを求めるように、自ら新しい何かに挑戦し続ける。これが若さを保つ究極の生き方ではないかと思うのです。
思い出を創出して、記憶を重ね続けることができる、そんな若さあふれるチャレンジの人生を送りたいものです。

朝日町長 鈴木浩幸

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