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番外編! 住人十色(じゅうにんといろ)

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山形県朝日町

■卒業制作として、立木地区を舞台に建築設計
千葉大学大学院 融合理工学府創成工学専攻 建築学コース修士1年
野澤 美遊(みゆう)さん

立木地区を舞台とした建築設計(卒業制作)が「第36回 千葉県建築学生賞 特別賞」※をはじめ数々の賞を受賞しました。今回は設計者の野澤さんに、朝日町を選んだ経緯や町の印象などをお聞きしました。
※千葉県建築学生賞の詳細はこちら(本紙参照)

◆なぜ朝日町(立木地区)をテーマに?
朝日町は母の故郷で、幼少期から遊びに来ていた大好きな場所です。また、幼い頃から祖父母と一緒に山で山菜を採ったり、川で魚釣りをしたほか、畑で野菜を育てて収穫したり、雪の上でかまくらを作ったりしました。豊かな自然の中で遊んだ経験はかけがえのないものです。
そのため卒業制作は、朝日町で自然と共に生きる建築を計画したいと考えました。そして、町中を見て回り、四季の色濃さと旧立木小学校の魅力に惹かれ、大変興味深い場所だと思ったので、立木地区を計画敷地に選びました。

◆見学で特に印象に残ったことは?
旧立木小学校の、木の温もりを感じられる校舎や風景が描かれたステンドグラス、窓の外に広がる大自然などが、とても素敵だと思いました。図書館の文献や町民の方のお話から、この小学校が愛されていたことが伝わってきました。
現在もアトリエとして長く大切に使われていることを知って、大変うれしく思います。

◆今後の学習への意気込みを教えてください
現在は大学院に進学し、建築家を目指して勉強しています。人と環境に優しい建築を設計できるようになりたいと考えています。土地の特徴を読み取り、そこで活動する人の物語を想像することを大切にし、長く愛されるような建築をつくれるようになりたいです。

◆朝日町への思いをお願いします
朝日町は、のどかで自然豊かな大好きな場所です。今後も朝日町が自然の豊かさを守りながら、地域の魅力を生かした発展を遂げることを願っています。
新しい世代が朝日町を訪れ、その魅力を感じ、長く愛着を持って暮らしていけるような未来が築かれることを願っています。

◆作品の概要
○対象敷地
朝日川と朝日川河川公園周辺

○建築物のデザインなど
概要:さまざまなイベントに利用できる。暖炉や宿泊設備を備え、災害時には避難所として機能する。
外観:美しい景色に溶け込み、四季の変化に応じて夏は植物の緑に、冬は雪に覆われる。
内観:訪れた人が自由に利用でき、芸術体験や地域の特産品を楽しめる。大きな窓は周囲の風景を映す。

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