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朝日町の神社と御堂

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山形県朝日町

―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―

■第18回 山神社(舟渡)
所在地:舟渡集落の用橋に向かう交差点から北に入り、道路の左側にある

創建(そうけん)は寛文(かんぶん)10年(1670)とされています。社殿の中には大小二つの内陣(ないじん)が置かれており、大きい方が山ノ神であり、ご神体として子どもの頭大の自然石と神像の残片(ざんぺん)が祀(まつ)られています。左側にある小さい内陣は雷神様(らいじんさま)で、棟札(むなふだ)によると宝暦(ほうれき)9年(1759)に雷神堂を新建したとあり、そのお堂が昭和55年頃に台風により壊(こわ)れてしまったので、山ノ神社に一緒に祀られたそうです。
享和(きょうわ)3年(1803)に奉納された「前句付(まえくづ)け」の額(がく)がありますが、朝日町では一番古く、西村山地方でも二番目に古いものだそうです。また、昔は寺子屋として使われていたらしく、落書(らくが)きが数多く残っています。

◇ウサヒのゆるっと解説
「前句付け」とは、俳句の遊びの一つで、出題された前句(七・七の短句(たんく))に付句(つけく)(多くは五・七・五の長句(ちょうく))を付けて、その出来を競(きそ)ったんだそうだよ。江戸時代に庶民の間に流行して、後に川柳(せんりゅう)・狂歌(きょうか)などの元にもなっているんだよ。

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