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自治体の皆さまへ

町長と語ろう 新春特別編(1)

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山形県朝日町

このたび6期目を迎えた鈴木浩幸町長。人口減少や農業の振興などの課題と向き合いながら、チャレンジ精神のもと町政運営に努めていくと決意を新たにしています。
そこで2024年12月2日に「町長と語ろう」特別編として、町のPR活動や地域づくりの支援などに取り組む地域おこし協力隊との座談会を開催。さまざまな分野における日々の活動を振り返るとともに、活動を通じて感じる町の課題やその対策案などについて意見を交わしました。

【地域おこし協力隊×鈴木浩幸町長】
ゲスト:佐藤恒平さん(桃色ウサヒ)
朝日町で初めての地域おこし協力隊(任期:平成22年10月~平成26年3月)。
現在は、桃色ウサヒの中の人を務めるとともに、会社「まよひが企画」を立ち上げさまざまな面で地域振興の手助けに取り組んでいます。

■Part.1 SNSとビールで広げるつながり
関係人口創出推進員と鈴木浩幸町長

◆町民の方々が参加する動画
田岡:着任した年、新型コロナウイルス感染症(以降、「コロナ」)により外出が自粛されていたこともあり、活動はSNSを中心に行ってきました。その中でもYouTubeとInstagramに特に力を入れてきましたね。YouTubeに関しては、僕だけが出演し町を紹介してもなかなか発信力が足りていないと感じていました。そこで昨年から、町内の友人2人と県内のお店を訪れながら麺のメニューを紹介したり、町内のお店に協力してもらって企画を立てお店を紹介したりと、町民の方にも出演していただくようにしました。これまでにない反響をいただき、チャンネル登録者も1000人を超えました。
町長:コロナで朝日川渓流まつりが中止になった際も、田岡君には撮影や編集に協力していただきました。撮影には30分ほどかかりましたが、上手に編集していただきましたね。
佐藤:YouTubeは発信するためのコンテンツとされていますが、田岡君は町民の方の出演を通して「自分たちで町を発信しよう」と町民の皆さんをやる気にさせ、楽しいと思わせている気がします。これは、必要な情報を発信することよりも難しいことですよ。
田岡:動画は町外の方からもよく見てもらっていて、麺のメニューを紹介する動画を見た山形市の方から「一緒にやってみないか」と声をかけていただきました。町民の方の取り組みを紹介する企画は、これからも続けていきたいですね。

◆町の特産品を使った「アケビアー」
町長:情報発信についても積極的に取り組んでいただいていますが、アケビアー(町産のアケビを使ったクラフトビール)を提案し作ったこともすごいと思います。今年はどれくらい醸造しましたか。
田岡:約7000本分です。開発以降多くの方に関心を持っていただき、今年はふるさと納税の返礼品にもなりました。また、県内外のイベントにも出品させてもらったり、台湾の親善ブロガー酒雄さんから台湾の飲食店の店員さんに紹介していただきました。目標であった〝通年で買うことができる町のお土産〟になってきておりうれしく感じています。
町長:アケビアーの提案があったときは「本当にできるのかな」と正直不安でした。でも、2年前に行われた道の駅でのお披露目会で初めて飲んだとき、とてもおいしくて驚いたことを覚えていますし、同じように関心の声も多くいただきましたよね。現在もその流れが続いていることは、町特産品のPRにもつながります。ぜひ続けてほしいですね。

◆これからも朝日町で
町長:今年度で協力隊を卒業されますが、今後の目標や暮らし方は決めていますか。
田岡:今年秋に町内の一軒家に引っ越していて、これからも朝日町で暮らしていくことを決めています。動画についてはこれまでの企画を続けていくことはもちろん、町外からの依頼も引き受けながら進めていくつもりです。朝日町はベッドタウンとしてすごく魅力的だと思っています。町に暮らしながら、さまざまな仕事をこなしていきたいですね。

○関係人口創出推進員
主な任務:関係人口の創出につながる情報発信や企画の立案など

田岡知暁 隊員
着任年月:平成31年4月
これまでの主な取組み:
・YouTubeを使った町のPR
・アケビアーの企画・製造 など

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