―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―
■第22回 神明神社(高田)
所在地:高田集落の西側、丘の中腹にある
民家の間の参道に入り、石段を上ると社殿があります。棟札(むなふだ)によれば、元文(げんぶん)4年(1739)の造立(ぞうりゅう)で、別当佐竹庄右衛門、施主長岡権四郎、遷宮導師(せんぐうどうし)若宮寺とあります。別に宝永(ほうえい)4年(1707)の不動明王の護摩札(ごまふだ)もあることから、現在の社殿の前にも社があったものと思われます。鳥居の額に神明神社と共に白山神社の名があり、社殿の中にある二つの御厨子(おずし)の内、大きい方には天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀(まつ)られており、小さい方は昔山手の方にあった白山神社から持って来て合祀(ごうし)したものとされています。なお、社殿は昭和56年(1981)に修復されています。
◇ウサヒのゆるっと解説
社殿の後ろの丘には、ブナの林があり「鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)・ブナの丘」として大事にしているんだよ。また、高田地区には西側の山の水林沢(みずばやしざわ)の上流部にも水源林(すいげんりん)になっているブナ林があり、町の木でもあるブナに触れることができるんだよ。
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