2月19日(水)
会場:町議場
子どもたちが町政に関心をもち、自分たちの学びの成果などを伝えてもらうことを目的に「子ども議会」が町議場で開催されました。西五百川小、大谷小の5・6年生と宮宿小の6年生46人が出席し、代表者が鈴木浩幸町長へ質問や提案を投げかけました。
当日は、町議会で行われる一般質問と同様の形式で進行されました。普段の授業とは違った雰囲気に、初めは緊張した表情を浮かべていた子どもたちでしたが、議会中は堂々と発言したり、熱心にメモを取ったりと真剣に取り組んでいました。
■西五百川小学校
代表者:布施志乃、内藤総吾、長岡希海
Q.人口を可能な限り保持するために、町民が楽しく過ごせる場づくりなど、人とのつながりや温かさを感じるためにどのような対策を行っていますか?
A.希望をもって町で活動する「希望活動人口」を増やすことを大切にしています。そのために(1)共通のものを通じたつながりを生む機会(文化教室など)づくり、(2)希望活動人口になるきっかけを生むイベントの実施、(3)新しいことにチャレンジするための補助事業の設置、の3つに取り組んでいます。皆さんにも地域の行事へ積極的に参加してもらえたらうれしいです。
○感想
人とのつながりや魅力的な町であり続けることを大切にしていることが分かりうれしくなりました。僕たちは町民の温かさや人とのつながりが、いつまでも続いてほしいと思っています。町民の僕たちにできることをこれからも考え、行動に移していきたいです。(阿部太陽)
■宮宿小学校
代表者:川上蒼空、海野友紀子
Q.4校の歴史や文化は、あさひ未来学園にどのようQに継承されていきますか?また、4校の校舎はどのように利活用していきますか?
A.「あさひ未来学園」には、メモリアルコーナーをA設け、各学校の歴史や文化を引き継げるように考えています。行事などについては、全て引き継ぐことは難しいですが、どのように残していくかなどを皆さんや地域の方からの意見を聞きながら検討していきます。校舎の利活用についても意見を聞きながら、地域や町にとって最善となるよう考えていきます。
○感想
文化や歴史をメモリアルとして残していくこと、少しでも多く引き継ごうと考えていることを知り、素晴らしいと思いました。(今井唯那)
各学校の文化が未来に残ることを知りうれしかったです。行事についても、少しでも多く残してくれたらうれしいです。(鈴木麻生)
■大谷小学校
代表者:志藤こころ、白田愛望
Q.大谷風神祭(以降「風神祭」)を朝日町の伝統行事として継承していくために、町としてどのような取り組みを考えていますか?
A.昨年の風神祭開催の際、地域の方々が大谷小の全校児童が風神祭に関われるように学校と相談されたほか、風神祭を成功させるための話し合いを行いました。町はこの取り組みのほか、町外の子どもたちも風神祭に参加できるように支援しました。また、「あさひ未来学園」開校後も、子どもたちが地域の伝統行事に取り組めるよう教育環境を整備していきます。
○感想
これから総合的な学習の時間を進めていく上で、今回の質問に答えていただいたこと、地域の方から教わったことを参考にしながら、地域の課題解決に向けて取り組んでいきます。風神祭をはじめ、朝日町全体を盛り上げていけるように頑張ります。(長岡大晴)
■講評 阿部正明副議長より
人口減少や義務教育学校の開校、地域の伝統行事など皆さんが考え抜いた質問は、町民の皆さんが最も関心のあるものであり、非常に的を射ていました。そして質問に先立ち、詳しく町を調査された様子が伝わったとともに、質問の完成度の高さに驚かされたところです。
皆さんにはこれからも、より町に興味を持っていただき「朝日町に住んでいてよかった」と、町を好きになっていただけたらうれしいです。
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