令和5年度は、新型コロナ感染症病床確保対策補助金の終了やワクチン接種及びPCR検査の減少から、事業収入が4年度と比べ1約億100万円の減少となりました。
会計状況としては、病院事業の収益に対し費用が超過しており、一般会計から2億6137万3千円を繰り入れても1億788万2千円の赤字となりました。これは、令和6年3月に策定した西川町立病院経営強化プランに記載しているとおり、町の財政状況として病院会計の黒字化に合わせて繰入することが限界に近付いていることから、繰入金の限度を約3億円とし、赤字決算で累積赤字を抱えながら国が求めている令和9年度の黒字化を目指すというものです。少しでも累積赤字を圧縮できるよう、経営強化プランに基づく取り組みを着実に実施していきます。
1.病院事業収益費用明細書
収入
支出
※1:雑損失14,474,058円(控除対象外消費税)や長期前払消費税償却など。
・収益的収支 -107,881,985円(純損失)
・当年度未処理欠損金(累積欠損金) 152,623,053円
2.病院事業資本的収支明細書
収入
支出
※資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填
3.令和5年度の業務状況
・入院患者数は前年度とほぼ同じですが、外来患者数が減少しました。これらの患者数は経営強化プランで定めた指標も達成できませんでした。
・患者1人1日当たりの診療収入は、前年度と比べ入院が減少し、外来が増加しています。経営強化プランで定めた指標は達成できました。
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