以前にも医療機能維持のための医師確保の話題を紹介しました。今回は、非常勤の医師確保のための町として行った具体的な取組みのほか、9月から11月にかけて当院で実習を行った臨床研修医のお二人からのメッセージを紹介します。
■菅野町長と武田院長が山形大学医学部を訪問
当院は山形大学医学部などから医師の派遣協力を受け、非常勤医師として、外来診療、休日診療を含む宿日直などで支えていただいています。
こうしたご協力を継続していただきながら関係性をより強くするため、菅野町長と武田院長が同大学を訪問し、日頃の御礼と来年度の派遣の依頼を行いました。
11月28日には、整形外科学講座の髙木理彰教授(附属病院副病院長)を訪ねました。当院の整形外科は毎週月曜の診療ですが、祝日が多く予約の取りづらい状況が続いているため、他の曜日での診療の検討をお願いしました。
今後もこのような訪問活動を継続していきます。
かけがえのない一日となりました。
■研修医の東岡永太郎先生からメッセージをいただきました
今回、9月17日から10月11日までの4週間という短い期間でしたが、西川町立病院で研修をさせていただきました。
業務としては人間ドッグの診察や訪問診療といった地域医療ならではの業務を経験させていただきました。急性期病院とは違い、大半が大きな疾患のない患者さんでしたが、健常な人を何十人も診たり、常に何か隠れた病気がないか考えたりすることで、正常と異常の違いが明確になったと感じました。
月日が経つのも早く、業務に慣れてきたところで研修が終わってしまい大変残念ですが、この4週間で学んだことを今後の研修や将来に活かしていきたいと思います。西川町の皆さま、本当にありがとうございました。
■研修医の加藤直人先生からメッセージをいただきました
この度10月15日から11月8日までの4週間に渡り、西川町立病院で地域研修をさせていただきました。
西川では、地域の皆さまとともに過ごし、外来や訪問診療、健康診断などを通して、多くの貴重な学びを得ることができました。日々の診療で、皆さまが医療者に対して寄せてくださる信頼の深さを感じ、その信頼に応えるために、限られた医療資源の中でも最善を尽くすことの重要性を実感しました。
また、健康診断では予防医療の大切さを改めて認識し、皆さまが安心して暮らせるお手伝いをしたいと強く思いました。この経験を通じて、地域医療の一員としての責任を改めて感じています。温かく迎え入れてくださった地域の皆さま、そしてご指導いただいた先生方に、心より感謝申し上げます。
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